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非センセーショナルな毎日

Twitterのセンセーショナルなトレンドをブロックするのが日課になり始めている。

私は好きなコンテンツに勤しむのにもひどく体力を使うような、疲れ切ったオタクである(もはやオタクと呼べるかどうかも怪しい)。
そういう私のような人間にとって、特に決心も体力も知識もいらずにダラダラと時間を潰してしまえるTwitterというサービスは非常にありがたい存在だ。
であるからこそ、不意に画面にストレスの要因となりうる文字列が浮かんでくる可能性は低くしておきたいのである。

怖いもの見たさでそういったセンセーショナルなトレンドを覗きに行くこともあるが、見て得したなと思ったことなど一度もない。
大抵は見る前よりも嫌な気分になっている。そのくせ、覗いている間は無尽蔵に湧き続ける文字列を追い続けてしまうのだからたちが悪い。
そういった話題に群がっている「愚かな人々」を見て、「なんて愚かなんだろう」と思うことで自尊心を肥え太らせる、粗悪な自慰行為に耽溺しているのだ。

不健康である。やめたほうがいい。
もっともらしい理由をつけて赤の他人を愚かだと断定し続ける、そんな真似こそまさしく愚かだ。
さっさと自分と相容れない人々とは距離をとって、自分なりにでももっと実のあるようなコンテンツに時間を使う方が絶対にいい。

これはある意味、Twitterでしかそういう人々と遭遇しないようなニートだからこそ徹底できることである。
働いていると、どうしても自分と相容れない人々とも折り合いをつけて付き合っていかなければならないはずだ。
それじゃあ今くらいはこの特権を使って、ストレスを少しでも遠くへやったほうがいいだろう。

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