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親指の「たこ」

随分前から親指の第一関節あたりに「たこ」が出来ている。位置と最近の生活習慣から推察するに、これは「コントローラーだこ」だろう。長年の引きこもりでやわやわになった肌と最近のゲームのやりすぎで出来たものだろうと思われる。それにしたって「なんで今?」と思わずにはいられない。別に引きこもりもゲームのやりすぎもそれこそ「長年」と言えるくらいの習慣だから、なんで今になってたこという若干地味な変化が起きたのだろうか。

たこが出来るのはいつぶりだろうか。
中学生だか高校生だかの頃にいわゆる「ペンだこ」が出来ていたことはあるはずだ。中指の第一関節付近で、鉛筆を握るのに苦労していた記憶があるから、恐らくあれが世にいうペンだこというもので間違いないだろう。
そういえばこのペンだこも、別に小学生になった瞬間、つまり中指の第一関節付近という特定の部分の皮膚が習慣的に擦れるようになった瞬間から発生したわけではないから、たこというのは結構気まぐれで出来るものなのかもしれない。

この記事を書くにあたって、一応たこというものについて薄っすらとではあるが調べてみた。
たこは慢性的な刺激によって皮膚の最外層にあたる角質が厚くなって出来るものであるようで、いわゆる「ウオノメ」と近い症状であるという。
ウオノメは角質が皮膚の内側に向かっても厚くなっているものを指すようで、その内側に向かっている部分の芯が「魚の目」の様であることから付いた名前であるとか。医療用語では魚ではなく鶏の目(鶏眼、けいがん)らしい。ちょっと面白い話だ。
子供の頃の話だが、このウオノメという単語にやたらと恐怖を感じていた記憶がある。実物を見たことがなく、人体の表面にそれこそ魚の目のようなものが出来るのを想像してしまっていたのと、その見た目からの連想でめちゃくちゃ痛そうだと感じていたのが原因だったはずだ。今になってほとんどたこと似たようなものだということをしって若干拍子抜けである。ウオノメは内部に食い込んでいる分痛いらしいが。

たこに関しても、水膨れみたいに内部になにか液状のものがあるものだと思っていた。実態は角質が厚くなったものなので、そんなことはない。となると水膨れの内部の液体ってどういう事情で出来ているものなんだろうか。人間をやり始めて二十数年経つが、まだまだ自分について分からないことだらけである。
こういう話を始めると芋づる式に疑問が出てきて、調べるのが非常に楽しくなってくる。しかしまぁ一日の時間は有限で、今日はあまりゲームが出来ていないので(たこの症状が和らぐのでいいじゃないかとも思うが)、この記事を投稿した後に水膨れについて調べるくらいで切り上げることにしておこう。
他の人体の不思議については、今回のように何らかの異常が起きてから調べてみることにしよう。「泥棒を見て縄を綯う」という感じだ。

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