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人体維持のためのおクスリ

先日ようやくメンタルクリニックへの再通院が叶い、毎食後に薬を飲む生活に戻ることができた。
通院が途切れていたのは四月末ごろから体調を崩していたからで、数日引きこもって先月貰った薬を飲み切ってしまったのが重なり、大体十日間ほど地獄を見た。一年に数回あるかないかくらいの不調で、憂鬱さも普段の四割り増しくらいになっていたと思う。

今はようやくそれがマシになってきたかというところだ。
というか、薬を飲むのを再開してから分かりやすく体調が良くなっている気がする。
これが単なる時間的近接による偶然なのか、プラシーボ的なアレなのか、薬の効果の表れなのかは不明ではあるが、昨日今日あたりで体調が回復し始めたことだけは確かだ。

これが薬の効果によるものだと仮定したとき、もう私の肉体は処方される薬なしではまともに維持できないということになる。
外部から栄養を取りこまなければ生きていけないのはほとんどの生命に共通して言えることではあるが、私にはそれの延長として薬効成分が必要になってきているわけだ。
これはメンタルの薬を処方されている私以外にも当てはまる話で、例えば死に至るような病に罹って薬を飲まなければ命を永らえることができないという人もいるし、過酷な労働に耐えるためにコーヒーなり栄養ドリンクなりを習慣的に摂取している人もいる。生きるために摂取すべき栄養なり薬効なりは人それぞれで異なるというわけだ。

そうとなれば、なんら恥じることはない。まぁ他の人と違うものを摂取しなければならないことを恥に感じるか悲惨だと捉えるかなんとも思わないかもまた人それぞれであるわけだが、少なくとも私は薬によって健康を維持していることを負の要素として捉えない。
食事と同じだ。気楽にいこう。

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