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ロールモデルを「ひとり」に縛らない!紡ぎ合わせで「理想の自分」を見つける3つの方法

コロナ禍で在宅勤務を導入する会社が増え、ライフイベントが多い女性も働きやすくなったと思います。

でも制度が整っても、いざライフイベントに差しかかると、身近にロールモデルがいないことが不安でやりたいことを諦める女性が多いのも事実。

わたしは今まで、人事としてスタッフのキャリア支援に携わり、数年前にキャリアコンサルタントの資格を取得しました。

本日はキャリアの勉強と実体験から得た、ロールモデルをひとりに縛らず、「紡ぎ合わせで理想の自分を見つける3つの方法」をご紹介します。


1.「不安」をことばに。とことん自分と向き合って。

仕事やプライベートで、お手本となるロールモデルが身近にいると安心しますよね。

ロールモデルは会社内で見つけたり、大学の先輩をモデルにしたり人それぞれ。

でもロールモデルを探す前にいったん立ち止まり、不安を抱いている自分と向き合うことが得策。

「何に対し、どんな不安があるのか?」をことばにしてみてください。

「一般的に○○だから」はいったん忘れ、思い・考えを正直に言語化することがポイント。

自分は何に対して不安を抱いているのか?なぜその部分が不安なのか?
どんな部分で迷っているのか?それはなぜか?

このとき、誰かに相談するよりも自問自答や紙に書き出すことがベター。
信頼できる人に相談することもいいのですが、どうしても相手の主観が入ってしまいがち。

一人で自問自答をしてみてください。

キャリア支援で大切なことは、求人紹介やアドバイスももちろんですが、相談者の「思い・考えをことばに出してもらう」こと。

「発することば=頭の中にあるもの」です。

ロールモデル探しの前にいったん立ち止まり、とことん自分と向き合ってみてください。


2.こうあるべきを捉えなおす「リフレーミング」

不安を言葉にしたら、ものごとを別の角度から見る「リフレーミング」がおすすめ。

リフレーミングとは、

ありのままを受け入れたうえで見方を変え、意味や感情を変えることを意味します。 引用:転勤族妻の働き方 周りに振り回されながらも人生満喫している人は、何を知っているのか?(島波出版)


「変えられないこと」と「変えられること」を整理し、「変えられない部分」をありのままに受け入れる。そして、考え方次第で「変えられるもの」を積極的に変えていくことが大切なんですね。

キャリアコンサルタントとして相談者と話をするときも、こちら側からリフレーミングを使って捉え直して伝えることで、新たな視点に気づかれる方もいらっしゃいます。


例えばわたしの悩み、「転勤族妻でも、正社員で採用する会社はある?」をリフレーミングしてみます。

変えられない部分:「転勤族妻であること」

変えられる部分:「正社員で採用してもらいたい」わたしの考え

と整理。

「正社員意外でもキャリアを積む方法はないか?夫の転勤があっても場所を選ばず、自分らしく働くことはできないのか?」と、変えられる部分を前向きに捉え直してみます。

わたしは「場所を選ばずキャリアを積む方法」を模索したところ、WebライターやWebデザインなどのフルリモートで働くことができる職種を発見しました。

しかし、これらのスキルは皆無のため、Web系のスキルを習得できるさまざまなスクールを調べました。

そもそもWeb系のスキルはどんなものがあるのかすら知らなかったわたしは、27の講座から自分に合ったスキルを見つけることができる「SHElikes」に興味を持ちました。

避けてきたWeb系のことに、わたしが興味を持つとは……。自分でも驚きです。

リフレーミングをすると選択肢がグッと広がったことを実感します。

自分の状況を制限しているのは、もしかしたら自分自身だったのかもしれない、とすら気が付きました。


3.接したことのないコミュニティに足を運ぶ

リフレーミングによって視野がグッと広がり自分の選択肢が増えるうえに、ロールモデルの発見もハードルが下がります。

選択肢が広がっているので、せっかくなので今まで属していた環境の外に出て、新しいコミュニティに参加してみてください。

ロールモデルは同じ「会社の人」じゃなくても、「誰かひとり」じゃなくてもいいじゃないかとわたしは思います。

自分と100%境遇が同じ人なんてほぼいないんですよね。同じ会社の先輩でも、置かれた環境は少なからず違ってきます。

キャリアの理論ではこんな考え方もあります。

自分の人生をキルトと捉え、パッチワークのように紡いで自分の人生を作っていく。(サニー・ハンセン)

人生は色んなことやひとが、紡ぎ合ってできてていいんですよね。


話は戻りますが、SHElikesに興味をもったわたしは無料体験レッスンが開催されていることを発見。

新しいコミュニティに参加してみようと申し込みボタンをポチッと。

そこではずっと年下の方との出会い、違う業界ではあるけど同じような悩みやビジョンを持っている方と出会いがありました。

みんなそれぞれ悩みを抱えながらも努力をしているんだ、と感化されました。

新しいコミュニティに参加すると、年代や職業も様々な人たちがたくさん。

その中でロールモデルを探すのは一見難しそうですが、いろんな人の参考にしたいところをつまみ食いして、キルトを紡ぐようにモデルを作ってもいいんですよね。

プライベートは〇〇で出会ったAちゃん、仕事は同じような業界で働いているBさん、人生の目標はSHElikesで出会ったCさんのようになりたい!

のように、パッチワーク式にロールモデルができ、理想の自分がハッキリしてきたことをわたしは実感しています。


「私にはできない……」は自分が作っているのかもしれない

自分と向き合い、物事を捉え直し、交流を広げる。

わたし自身そうしてきたことで、素敵なロールモデルに出会える確率がグッと広がり、たった一人のロールモデルではなく、多くの素敵な方を紡ぎ合わせた理想の自分にも出会えました。

なによりも、知らないうちに固定概念が自分の行動を制限していることに気づき、殻に閉じこもることも少なくなりました。

ロールモデルが見つからず一歩踏み出せないとき、ふと立ち止まり自分に向き合い、捉え直す。そして交流を広げ、紡ぎ合わせていく。

地味な作業にも見えますが、新しい自分にも出会え、新しいひとにも出会えるちょっとしたコツです。

このnoteが誰かの「理想の自分」に出会うキッカケになれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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