イエローヘルメッツ立ち上げの話
9月8日(水)・9日(木)、すみだパークシアター倉にて上演される、イエローヘルメッツプレ公演『シェイクスピア・ラプソディ』。
この公演に向けて立ち上げたクラウドファンディングは、累計249名の皆様にご協力いただき、目標の130%まで到達できました。
たくさんの方がイエローヘルメッツの新たな活動に興味を持ち、期待してくださったからなのですが、中でも“子供のためのシェイクスピア”シリーズを愛してくださった方がとても多くいらっしゃったのが印象的でした。
子供のためのシェイクスピアとは
1995年から2019年まで、毎年夏に上演されていた、山崎清介さん演出のシェイクスピア作品を上演するシリーズです。
25年間、東京グローブ座や東池袋のあうるすぽっとをはじめ、愛知県立劇場、北九州芸術劇場、びわ湖ホール、かなっくホール(東神奈川)等、全国の劇場で上演されてきました。
イエローヘルメッツとは
“子供のためのシェイクスピア”から名前を変えて、新たに活動を始めるシリーズです。
プレ公演は2021年9月、本公演を2022年夏に予定しております。
GMBHとは
“イエローヘルメッツ”のプロデュースを行う制作団体です。
代表の鷹野梨恵子は、無名塾とシェイクスピアシアターで芝居を学び、無名塾稽古場公演『野鴨』で制作、『シェイクスピアの言葉を泳ぐ』でプロデュース&出演という経験を経て退塾し、GMBHを立ち上げました。
鷹野梨恵子とは
役者です。GMBHを立ち上げたことで、今はプロデューサーの仕事も行っております。
元々はただのバレエ少女。小学校1年生からクラシックバレエを始め、高校卒業後にドイツに1年間のバレエ留学をしました。
“子供のためのシェイクスピア”を始めて観たのは2001年『リチャード二世』。主演は吉田鋼太郎さん。その時は「教養のために」と連れて行かれたグローブ座でしたが、それからは毎年、家族で劇場に足を運びました。
そして留学中、ドイツに居た私は卒業を控えてこう思ったのです。
「ダンスはこれまでやってきて、基礎は身に付いた。これから芝居の基礎も身に付ければ、“子供のためのシェイクスピア”にも出演できるかもしれない。」
そうして、帰国した時に『芝居を学びたい』と親に伝えたところ
「バレエがダメだから演劇なんて甘い考えは捨てろ。無名塾くらいの難関に受かったらこっちも援助してやる。」
と言われたので、無名塾の門を叩いたのでした。
(昨日の記事にも書いた「無名塾くらい名のあるところに入れば、“子供のためのシェイクスピア”とも繋がれるかも」という計算は、親には内緒です。)
2011年に入塾し、修業期間を経た2019年、念願叶って初めて“子供のためのシェイクスピア”に出演し、同年の12月に無名塾稽古場公演『シェイクスピアの言葉を泳ぐ』というリーディングアクトの作品をプロデュースしました。
『シェイクスピアの言葉を泳ぐ』とは
無名塾に山崎清介さんをお呼びし、『ロミオとジュリエット』『ハムレット』『マクベス』『リチャード三世』という、無名塾でこれまで上演してきたシェイクスピア作品を融合させて1本の作品に仕上げ、動きのあるリーディングで上演する、というものでした。
まさに『シェイクスピア・ラプソディ』の先駆けとなる作品です。
『シェイクスピア・ラプソディ』とは
イエローヘルメッツの”プレ公演”という位置づけで上演する公演です。
『ヴェニスの商人』『オセロー』『ジュリアス・シーザー』『シンベリン』からシーンを抜粋して構成し、役者は台本を手に持ったまま立ち動き、言葉を紡いでいく”リーディングアクト”という手法を用いて展開していきます。
現在は、『シェイクスピア・ラプソディ』の稽古真っ最中。
“子供のためのシェイクスピア”で欠かせないお2人、伊沢磨紀さんと若松力さんに加えて、今回初めて出演される神原弘之さんを迎え、脚本・演出の山崎清介さん、そしてプロデューサーの鷹野梨恵子という5人のキャストで作品を創っております。
稽古は毎日、興奮しかありません。
そんな稽古の様子を、本番まで細かくレポートしていけたらと思います!!
“子供のためのシェイクスピア”から応援してくださっている方も
“イエローヘルメッツ”からご覧いただく方も
9月8日(水)・9日(木)@すみだパークシアター倉
イエローヘルメッツプレ公演
『シェイクスピア・ラプソディ』
ぜひご注目ください!!
来場チケット・配信チケット・DVDご予約はこちらのページから
https://gmbh0802.stores.jp/
GMBH 鷹野梨恵子
https://gmbh-info.jimdosite.com/
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