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6/23-6/29 地面師らに翻弄された週

6/23
YATOで『馬場のぼるのおえかき教室』を購入して入門する。
手元に一式置いとけば、5分たらずで楽しめる。いきぬきに適している。

日報でしばらくあげていく所存。100日後にどうなるの?とパートナーにきかれたがわからない、まいごのまいごの教室。


6/24
図書館で『自己隔離期間の線形代数Ⅰ/渕野昌』を借りる。リクエストして3ヶ月近くたってようやく、他の区が仕入れて、めぐってきた。
panpanyaさんが装丁と挿画をやっていたので気にはなってたが、数学の入門書なので、いきなり!購入とはいけず、待っていた。
授業の脱線のような注釈がおもしろく、文学として読み進められるか・・・と期待した前書きだったものの、記号の数々δが出てΟ(オミクロンの大文字)きて、大変βになっm-次元列ベクトルて[きた]。使っていなかった脳や筋肉が動いている。


6/25
たばこと塩の博物館に行って最終日の『太田南畝の世界』展にかけこむ。杉原千畝とやや混同してたが違う人だった。
大田南畝は、江戸時代に公務をしながら、漢詩や狂歌というジャンルで作品を残した人物である。一方で、さまざまな文化を研究する人でもあり、その文集(今でいうところのZINE)を多く見ることができた。日記もあった。自分のおもしろいと思うものを編纂していく姿は、今のおれのくらしと通ずるところがあり、いつも以上に魅入ってしまった。

近くに住んでいながらはじめて訪れたが、とてもいい場所だった。5階に休憩スペースがあるのだが、みはらしが良く、空いててよい。この辺はスカイツリーを除いて、高い建物があまりないので、すっきりしている。もっとはやくいっときゃよかったと思う反面、今行ったからこそ今回の展示が楽しめたのではという気持ちもある。タイミングの妙があった。


たばこの火をつけてあげられない像がめじるし


6/26
古賀及子さんに触発されて「ドクターマリオ」をはじめる。switchのファミコンVCで遊べた(月額500円くらい払えば利用できる)。
かつて、ゲームボーイの移植版で遊んだ記憶があり、なつかしい気持ちがややあった。
ざっくりいうとテトリスみたいな落ち物パズルで、ウイルスを撃退するゲームである。ブロックが落ちてくるスピードが3段階でえらべるのが、けっこうおもしろいというか、low(おそい)とhigh(はやい)で処理の仕方が変わってくる感覚があり、脳が刺激される。今のところはlowで地道に消してくのが得意のようだ。はやさへのあこがれも抱く。
けっこう白熱して遊んでしまって疲れた。「ゲームは一日一時間」という古の格言があるが、30代のパズルゲーム一時間はなかなかハイカロリーで、そのことばへの印象がだいぶ変わった。


6/27
献血に行ったが、昨日飲んでいた薬がひっかかり、辞退となる。
うっかりではあるが、自覚していなかったので、スキージャンプのスーツ違反みたいなもやもやを抱える。ジュースとお菓子を飲み食いだけして(ふわふわ時間)帰る。


6/28
本棚をつくる。と言っても4枚の板をビス留めしただけの、もはや木枠だけど、入れ物が存在していると目にとまって、ひっぱり出すきっかけになっていい。


6/29
【地面師にご注意ください】という謎の看板を見る。行き慣れない青山だったし、近くに墓もあったので(呪術廻戦みたいなことか?)と勝手に解釈して通り過ぎたが、後で調べたらちゃんとある用語だった。

地面師(じめんし)とは、土地の所有者になりすまして売却をもちかけ、多額の代金をだまし取る不動産をめぐる詐欺を行う者、もしくはそのような手法で行われる詐欺行為のことである。

Wikipedia「地面師」

師のつく職業を思い浮かべると漫才師、魔術師、医師、絵師、手品師・・・といった崇高な技術をもった人たちという印象があるので、なかなかの腕前なのかもしれない。でも決して「私は地面師です」とは名乗らないよなあ。もしかしたら会っているかもしれない。架空のような地面師の存在が一日中頭をよぎりによぎった。

マリオ医師に献血師に地面師に(勝手に)翻弄された週だった。



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