Gメン日誌01

はじめまして。私は万引きを取り締まる私服警官。

通称 『 万引きGメン 』

私の本当にあった数ある体験談を少しずつお話しさせて頂きます。

今日の現場は数か月ぶりの とあるスーパー
10時前にサービスカウンターに行って挨拶した。
いつも迎えてくれる店員さんの彼女は満面の笑みで迎えてくれた。
「今日入ります、よろしくお願いしまーす!」
私は買い物カゴを持ち店内をフラフラ歩く、
顔見知りの店員さんも、「久しぶりだねー」と言ってきた。何ヶ月ぶりだろう?そういえばここの店長さんの声がしびれるくらい素敵なんだよなぁ…
なんて思い出しながらフラフラ歩く。
娘に歩きやすいナイキのシューズを持っていかれたので、今日はお出かけ用のヒール高めな お洒落な靴を履いてきた。
シャキッと歩いていると膝にくるのでマイペースで歩く。

乾き物売り場でなんか様子のおかしな年配の女性がいる…

茶色い大きめの手提げバックの中に手を入れて何やらごそごそ、 財布を出す?何も出さないでカートを押して買い物をはじめた。カートのカゴには牛乳など商品もいくつか入っていた。
辺りを気にしている様子… もしかしたら?と思い追尾をはじめた。

魚売り場でアジのパックとヤリイカのパックをカゴに入れた、値段は500円もしないくらい。その後もはんぺんやレタスもカゴに入れた。

なんか手提げバッグに隠し入れたかな?目を光らせる。

すると、最初に見た乾き物売り場に行き…
アジとヤリイカのパックを茶色い手提げバックに入れた!
万引きした!と確信した。
途中で手提げから出さないか?レジでお金を払うのか?と最後まで注視したが、万引き商品は出さずに店外へと出た!

急いで追いかけ声をかけた。
「お客様。わたくし警備員ですが、お支払いされてない商品お持ちですね?」
と言うと、「すいませんでした…」と虫が鳴くようなで小さい声で言った。

見た目は優しそうなごく普通のおばあちゃん。

事務所に同行した。

お支払いされてない商品を出して下さいと言うと、なんとブロックの肉が2つとアジとヤリイカのパックを出した。
すぐにステキな声の店長さんに報告して、警察に電話をしました。

おばあちゃんは小さく小さく座り込んでました。

                         次の事件へつづく…

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