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【RESEARCH Conference ポスターセッション】参加を迷っている学生へ by学生スタッフ

こんにちは。RESEARCH Conference事務局・ポスターセッション担当の冨田里奈です。

今年初の試みとして計画中の「ポスターセッション」ですが、ぜひたくさんの学生さんに参加してもらいたいと思っています!

興味はあるけど、応募するのはちょっとハードルが高い….😮‍💨という方に向けて、現役大学生の私が、学生スタッフの視点からポスターセッションの魅力をお伝えしたいと思います✊🏻


RESEARCH Conference 2024とは?

そもそも、RESEARCH Conferenceというイベントを初めて知った方も多いと思います。
こちらはリサーチをテーマとした日本発のカンファレンスです🔍
私も昨年参加したのですが、自分が座学で学んできたリサーチを実践に移されている登壇者の経験談はとても印象的でした!
今年のテーマは「ROOTS」です。
公募スピーカーなどは決まり次第お知らせします📣

今年初の取り組み「ポスターセッション」とは?

発表者がリサーチ(デザインリサーチ、UXリサーチ、マーケティングリサーチ等)の成果や取り組みを1枚(A1サイズ)のポスターにまとめて会場内に展示し、参加者に内容を説明できるというものです。

学会に参加したことがある学生さんなら、イメージしやすいかもしれません。でも、私のように学会すら参加したことがない人は、まだよくわからなくて怖いですよね..🤔

小学生の時に自由研究などを模造紙にまとめて壁に貼って発表したことがある方も多いと思います。実はその発表方法は「ポスターセッション」という名前で、産学で幅広く実施されてきた背景があります。

自由に意見交換がしやすい形式だからこそ、良い出会いがたくさん生まれると思います!

ちなみに、学生さんにもたくさん参加して欲しいという思いから、遠方からご参加される学生の発表者には、交通費と宿泊費の支援制度をご準備しております。地方だから参加できない….と思っている方はぜひご希望ください!


ポスターセッションを開催する理由

ここで、なぜポスターセッションをすることになったのかをお話しさせてください。
誰かにシェアしたい経験があるけど、勇気が出ない」というあなたにも気軽に参加してもらいたいという思いが背景にあります。

カンファレンスに登壇されるスピーカーの皆さんは、学生からすると憧れるけどなんだかすごく遠い存在に感じるかと思います。
ポスターセッションなら、「大勢の人の前に立って話す」という形式とは違って、訪れた人と対話しながら気楽にコミュニケーションが取れるので、比較的ハードルが低いんじゃないでしょうか。

「公募スピーカーとして登壇できるほどに『優れた』事例ができている自信はないけれど、語りたい経験がある。実践を通して勉強していて、日々試行錯誤している。そんな方が『対話を通じて共に学べる』という優しいセッションにしたいなと思っています。」

by ポスターセッションチーム リード 西村さん

学生が参加するメリット

まだ社会に出ていない学生が、自分のリサーチ経験を他人にシェアすることにどんな意味があるのか、と疑問に感じる方もいるかもしれません。
私の視点で、ポスターセッションにどんなことを期待しているかご紹介します。

①リサーチに興味がある学生同士で交流できる

リサーチに興味がある学生たちと繋がれる場所ってとても少ないと思っています。リサーチャーが集まるイベントに顔を出しても社会人ばかり、ということが多いので、今回学生枠が用意されているポスターセッションはとても貴重な機会だと思います!
学生同士、横のつながりができることを楽しみにしています。

②様々な企業でリサーチに取り組まれている社会人とお話ができる

学生にとって、社会人の方と関わることってかなりハードル高いですよね。ある程度積極的にならないとそういった機会に巡り会えないと思います。
ポスターセッションでは、自然と対話が生まれる空間にしたいと思っているので、社会人の方と話すことも簡単にできると思います。
また、ビジネスではなくアカデミックでのリサーチの実践知に興味がある社会人の方もたくさんいると聞いてます!
ぜひ学びの交流を楽しみましょう⭐️

③自分の取り組みを、学校以外の場所で話せる

せっかく卒業研究などで取り組んできたものを、学校に報告・提出して終わりって勿体無いなと思ったことありませんか?
自分の取り組みが意外と誰かの為になったり、面白いと思ってもらえたりするんです。
ポスターセッションでは、新卒の方も学生時代に取り組んだものであれば学生枠として参加可能です。この際、より多くの人に向けて自分の取り組みをシェアしてみませんか?

どんなことを話せばいいの?

内容にルールはないので、リサーチに関する取り組みをしていたらなんでもOKです⭕️
ビジネスで広く行われているデザインリサーチやUXリサーチの事例発表を想定していますが、「ユーザーを理解する」「社会現象を理解する」ための、つい「これってリサーチ?」と言えてしまうような方法論でも、自分から衝動的に始めてしまった個人的な調査事例でも大歓迎です。

学生の皆さんの場合、例えば、授業の課題で取り組んだことでも良いですし、もしインターンシップや課外活動などでリサーチを実践する機会があったとしたらその成果でも大丈夫です。「誰かにとって有益な情報を話さなきゃ」と身構えずに、「自分の経験を誰かにシェアする」くらいラフに考えちゃってください🤝

リサーチのテーマをイメージしてもらうために、スタッフの取り組みをいくつかご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

例1:【Take free(ご自由にどうぞ)ボックス】の観察調査

フリマアプリを取り扱っている会社で働かれているmihozonoさんの取り組みです。街にある【take free(ご自由にどうぞ)ボックス】を記録し続けているそうです。「フリマに出品せず、捨てるわけでもなく、人に譲る物ってどういう物なんだろう?」という個人的興味からTake freeボックスを見かけては写真を撮るようにしていて、社内の同僚の方々にも協力してもらっているんだとか。 日頃何気なく目にしている物事でも、着目してみると興味深いリサーチ対象であることがわかる事例だと思います。

Take freeを発見した時に撮った写真たち

例2:【リモートワーク】についてのユーザーリサーチ

続いて紹介するのは、リモートワークを題材にしたユーザーリサーチです。 こちらはリサーチを行ったノムジュンさんがnoteを執筆されているので、ぜひそちらを読んで参考にしてみてください! 記事の中にある「エクストリームにインタビューする意義」と言う部分は、リサーチャーにとって新しい視座をもたらしていて、とても面白いと思いました。また、リモートワークに関するリサーチを踏まえ、さらに一歩引いた視点で人類の生活様式の変化について触れている点もとても興味深いですよね。ポスターでもこのような考察を入れていると、来場者との会話の材料が増えてより議論が活発になるのではと思います。

例3:【ナポリタンの調理】についてのリサーチ 


座敷童子(西村)さんが学生時代にナポリタンを作り続け、研究を重ねてナポリタン職人になるまでがまとめられています。まさに自己の探究心から生まれたリサーチと言えます。作り続ける中で自分がどのような学習プロセスを踏んでいったかを客観的に考察されている点が面白いです。こちらは授業課題として取り組まれたそうです!ポスターセッションでは授業課題として学生の皆さんが取り組んだリサーチもお待ちしています🙌

例4:【キオスク端末の多言語UI】についてのリサーチ

街中でよく見かけるキオスク端末の多言語対応がどのような仕様になっているのかというリサーチです。調査を行った木浦さんは実際にコンビニや銀行ATM、電車の駅を訪れ、それぞれのキオスク端末UIをご紹介されています。
様々なUIを比較されていく中で、最終的に良いUIの条件をご自身で導き出されており、異なる言語を話すユーザーに対するUI設計の複雑さと重要性を明らかにされています。身近に存在するものに対するちょっとした疑問から始まるリサーチもとても興味深いです!


さいごに

ここまで学生さんに向けてポスターセッションの魅力をお伝えしてきましたが、それでもやっぱり不安💧という方もいるかと思います。わかります😵
でも、初めての取り組みだからこそ、正解なんてないんです。

もし、「こんな内容でもいいのかな?」と不安に感じていたら、ぜひお気軽にRESEARCH Conferenceの公式XへDMしてください🙌

当日お会いできることを楽しみにしています!

ポスターセッション、参加してみようかな〜と思っていただけた方は、こちらからお申し込みください!👇


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