生まれて初めて乙女ゲーをやる話①
前回のあらすじ
インターネットの海で色んな世界線の高杉晋作を漁っていたら好きな声帯を搭載した高杉晋作と恋愛ができるというのでやってみることにした。
というわけで『恋愛幕末カレシ』、レッツプレイ！
キャラクターチェック
ゲームを実際にプレイする前に、公式サイトでキャラクター一覧をチェックしていく。
攻略するのは高杉晋作と決めているが、なにも他のキャラを見てはいけないなんてことはないしむしろ見ないともったいない。
メインっぽい人達。坂本龍馬より高杉晋作メインなんや……(まだ言ってる)
キャラの要素も外見もそこまで意外性はない。こっちの高杉晋作はカルデアの高杉社長と髪の分け目逆なんだなくらい。
あ、でも慶喜が一見軽そうな男みたいな見た目なのは意外かもしれない。大政奉還の印象が強いからか真面目で苦労してそうなイメージが勝手にあった。
沖田総司はその見た目でサイコパスであれ。
坂本龍馬めちゃくちゃ坂本龍馬だな！？！？！？
うわ……これは坂本龍馬だわ、なぜだかわからんけどめちゃくちゃ坂本龍馬。あと顔好き。たれ目つり眉好きなんだ。
しかも声みきしんだ！！！！！！！！ 強い。
帝もなんかチャラそうな見た目してるけどこの世界の政府はみんなそんな感じなんですかね？
桂小五郎クールメガネじゃん……高杉晋作の友達にクールメガネいるとかなんかこう……良い……。
以蔵さんは可愛い顔してんね……。無垢な人斬り……無垢かぁ……！(おつらい関係性の気配を察知)
…………晴明！？！？！？
晴明って、あの晴明！？ 幕末なのに！？
しかも声中島ヨシキだ、流星ブラック。
近藤勇もいる。FGOでは名前だけ出てるけど情報が出なさすぎて実は新撰組メンバーによる集団幻覚なんじゃないか？ とまで言われている近藤勇だが、こっちの世界ではちゃんと実体があるようだ。
土方さんはドSで一ちゃんは鬼畜らしいですけど、ドSと鬼畜の違いってなんだろうね。
武市先生、私が見たことある武市先生とキャラデザの方向性違いすぎてビビった。
神尾晋一郎と武内駿輔がいる乙女ゲーム、低音足りてて助かる。
というか全体的に声優さんが豪華だ。すごい。
以上、合計18キャラ。
結構いる。正直高杉晋作と坂本龍馬と岡田以蔵と沖田総司以外顔が覚えられていない。
まあやってるうちにわかるようになるやろ。
インストールとゲーム起動
さて、ゲームをやるにあたって自分のスマホにインストールしたわけだが。
私全然分からないんですけど
アイコンだけで既に死ぬほど笑っている。
もうダメだ。笑いが止まらない。幕末て。その絵に筆字で幕末て。確かに幕末の話だけど。ゲームの略称じゃダメだったんか。
しかもその健全なんだけど際どく見える絵はなんだ、誰かのスチルか。これがスマホの待受画面にあるのを見たときの気持ちをお前は考えたことがあるのか。
アイコンだけでこんなにも笑ってしまうなんて、あまりに乙女ゲー適性がない。
気を取り直してゲームを起動させる。
3種類あるっぽい
みきしん坂本龍馬「せーの！ 幕カレ！ …………なんで言わん！？」
岡田以蔵「そういうのは任せる」
私「ぎゃあ！！！！！！！！！」
タイトルコールがあるタイプのソシャゲだった。びっくりして悲鳴が出た。電車で大音量で流れて事故るやつ。まあ電車でやらんけど。
にしても、タイトルコールで2キャラ出てきて掛け合いをするのは珍しい。白状するとみきしん声の坂本龍馬しかわからなかったけど、坂本龍馬とペアになるなら以蔵さんだろ。
(後日再ログインして判明したが、必ずしも2キャラの掛け合いになるわけではないらしい。むしろ他ソシャゲのように1人でタイトルコールをしているキャラの方が多そう)
というかこのタイトル画面の坂本龍馬、めっちゃ好きな顔で困る。たれ目つり眉お兄さん好きなんだ。
高杉晋作を攻略し終わったら坂本龍馬ルートを見るのもありかもしれない。
真ん中の左を向いてる男が高杉晋作だな、丸に武田菱が高杉家の家紋なので。(乙女ゲームのキャラを家紋で見分けるな)
え？ というか高杉さんその服何？ ホームページのキャラ紹介の服と違うよね？ こっちの方が好きなんだけど。勝負服……というか戦闘服ってやつ？ ストーリーで出てくる？
あとよく見たらこの高杉晋作結構顔が良いのでは？ まあ乙女ゲーですし……
タイトル画面から一向に進まない。
はよやれ。はい。
共通プロローグ
ようやく本編に入る。
ゲームを開始すると、全キャラ共通のプロローグが始まった。
なんでも現代日本に暮らすヒロインが幕末にタイムスリップするタイプのストーリーらしい。
転職活動！？！？！？！？！？！？！？
私OLなの！？！？！！？！？！？！？！？
勝手にJKだと思ってた……でも確かに未成年に手を出すのはまずいよね……安心安全の成人済社会人ヒロインでお送りいたします。
転職活動で京都を訪れていたヒロインの紫キ(しき)ちゃん(命名私)。新幹線の時間までまだ余裕があるので近くを観光するそうで。
めぼしい観光地を調べるためにネットで見つけた幕末関連スポット特集ページで、新撰組と維新志士の紹介を発見する。
すげ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
高杉社長みたいなこと言うじゃんこいつ。
まあ元ネタになったのが同一人物ですからね。やっぱりこれが高杉晋作のパブリックイメージってわけだ……。
でもカルデアの高杉社長は「国のためだなんてそんな大層なことは考えてない」って言ってたので、真っ先に「この国のため」って出てくるあたりこっちの高杉晋作の方が史実に近い感じがする。
確か桂小五郎だった気がする(既にうろ覚え)
わ、わかる〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！
坂本龍馬はめちゃくちゃ有名だけど高杉晋作とか正直何やったのかよくわからないんだよな！！
わかる〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！
高杉社長に沼る前の私と同じくらいの知識量なの共感できて助かる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！！
まあ、わかりやすい功績がなくて特に何かを成し遂げたわけじゃないってFGOの高杉社長本人もめちゃくちゃ気にしていたので、その辺はあまり言わないでおいてあげることにする。
それに坂本龍馬も何をした人ですかって聞かれると説明に困るし。
新撰組に対しては「ドラマでたまに見かけるけど」みたいなことをヒロインちゃんが言っていたが、私はドラマすら見ないので幕末の知識はFGOのものしかない。さらに記憶力も悪いのでFGOのものすらあまり覚えていない。もうダメだ。
さて、すっかり幕末関連スポットに興味を持ったヒロインちゃんはそのサイトを頼りに何ヶ所か観光した後、神社にやってくる。その神社で露店をやっていた晴明さん(cv.中島ヨシキ)に鏡時計になった懐中時計をもらい、なんやかんやあって江戸時代にタイムスリップしてしまう。
いやなんでおんねん晴明。
鏡時計とは、文字盤が通常の時計とは逆に配置された時計である。美容師さんが鏡越しに時計を確認するときに便利らしい。
でもそれ壁掛け時計はそうやって使えるかもしれないけど、懐中時計を鏡に映して使うことなくない？
まあ今回の鏡懐中時計は時を渡る用のマジックアイテム的ポジションなので野暮なツッコミは無しである。
そしてタイムスリップして落下した先は…………なんと帝の行列の真ん前。死。幕末カレシ～完～。ヒロインちゃんの次回作にご期待ください。
………………なんてことはさすがになく。いやでも帝の行列の真ん前にスポーンしたのはほんとです。よくお前殺されなかったな……。
なんやかんやあって帝に「ふっ、おもしれー女」されて助かるヒロインちゃん。おもしれー女力は身を助ける。女子力なんかよりおもしれー女力を鍛える方が多分人生の役に立つ。ほんとにそうか？
ちなみに帝とのエンカウントシーンで帝の扇子で顎クイされて顔を近づけられるところがあるのだが。
いやちっか！！！！！！！！！！！！！！！！！
でっか！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
ちけえって！！！！！！！！！！！！！！！！！
ねえこれ笑っていいところだよね！？！？！？！？
多分これイケメンに至近距離で顔をのぞき込まれてドキッ♡ のシーンのはずなんだけど、スマホにドアップで顔が表示されるのシュールすぎてもはやギャグだよ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
武内駿輔のイケメン低音ボイスでもさすがに誤魔化しきれないよこの面白さ！！！！！！！！！！！！
うぉお！？ と思わず声が出たしびっくりしすぎてスマホ放り投げたし1人で5分くらいずっと笑ってた。なんなら見る度に笑ってしまうのでもう手で顔の部分隠しながら読んだ。
それでいいのか乙女ゲーなのに。
というかまさかこれ今後も度々あるんじゃ……
なんとか殺されずに済んだヒロインちゃんだが、帝に興味を持たれたせいで御所に連れ帰られてしまう。そこで晴明さんと再会、元の時代に帰るにはタイムスリップしてきたときと同条件を揃える必要があると言われる。
そしてここで、晴明さんからもらった懐中時計がどっかいってしまったことが発覚。
めっちゃ焦るよねそういうの……
異なる時代を繋ぐ扉は今日を逃すと3ヶ月後まで開かないということで、ヒロインちゃんの懐中時計捜索RTAが始まる。
すっかり日のくれた京の町を、スポーン地点の神社までダッシュするヒロインちゃん！ 道中でエンカウントする攻略対象の男たち！
なるほどそうやって取っ掛りを作っていくのね。
高杉晋作にも遭遇した。神社までの道教えてくれた。
実はヒロインちゃんが帝の行列の目の前にスポーンして帝に顎クイされているところ(語弊)を見ていた高杉晋作一行。神社への道を尋ねると高杉晋作は「昼間に行けば帝の行列を邪魔する面白い女が見られたのにな」と言い、一緒にいた坂本龍馬に「こら」と窘められる。
うわ〜〜〜！ 高杉晋作そういうとこある〜〜〜！わかる〜〜〜！FGOで見た〜〜〜！(見てない)
まあそんなこんなで神社に到着し、暗い境内に怖さと心細さを感じながら頑張って懐中時計を探すヒロインちゃん。がんばれ……がんばれ……！
いや、江戸時代の夜の神社ってあまりにも怖すぎるでしょ。
昔友人と京都旅行をしたときに真夜中の伏見稲荷に行ったことがあるのだが、街灯が整備されている現代の夜でも私は怖くて心が半泣きだった。
ヒロインちゃんはすごい。まあもし今日中に時計が見つからなかったらこれから3ヶ月江戸時代で暮らしてもらいます！ って言われたらそうもなる……のか？ わからん、私には無理な気がする。だって夜の神社怖い。
そして茂みに手を突っ込むヒロインちゃんに近づく人影……
「こんなところにいたのか」と声をかけられ、ヒロインちゃんが振り返って目にしたのは…………！！
そう！ そいつこそが！ お前の攻略対象だーーーーーーー！！！！！
次回！ ついに攻略対象選択！高杉晋作ルート開始！
デュエルスタンバイ！
ここまでの感想
……とまあ、ようやく乙女ゲーっぽいパートに入れそうでテンションが上がったわけだが。
そうやってルート選択に繋がるんや……他の乙女ゲーもこんな感じなんだろうか。いかんせん自分の中に比較対象がないからなんとも言えない。
後半画像がやたらと少なかったのは、まさかこんな感想をまとめることになるとは思っていなくてスクショを撮っていなかったからである。
そしてアプリ内で既に読んだ話の見返し方がわからなかったからである。途中やたらふんわりしたあらすじ説明だったりうろ覚えの箇所があったりするのもそのためである。
多分見方は調べれば出てくるとは思う。
面倒なので本当に必要になるまではやらないけど。
次回からは個別ルートに入って高杉晋作を攻略していくため、今回の比じゃないレベルでネタバレのオンパレードになる。注意されたし。
FGOのルート分岐での選択ミス率がアホみたいに高い私が操作するヒロインちゃんは、無事高杉晋作ルートを完走することができるのか！
乞うご期待！
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