努力のトラウマ 前編

いつから努力ができなくなったかというと、
中1のクリスマスだと思う。

私は小学校低学年に父親の転勤で関東から九州へ引っ越した。父親の転勤先は山口県であったが、両親の地元が北九州であったため北九州に住むことになった。
当時は近所でよく発砲事件があったり手榴弾が見つかったり、ふと思い返すと治安は良くなかったと思う。ただ治安が悪いと言う理由で気付いたら中学受験をして、恋愛禁止という校則の中高一貫校に通うことになってしまった。

小学校高学年は週5塾に通い友達とも遊べず受験が終わったら楽しい中学生活が待っていると思っていた。
中学生になると、受験勉強からの解放感も相まって好きな子ができた。中学3年間は男女別クラスで男子と関わるのは部活か登下校時間のみ。
さすがに一年目は校則を知りませんでしたで通ると思い、クリスマス前に好きな子に手紙を渡し告白。

私は身近に男兄弟、親戚にも男の子がおらず小学生時代も勉強ばかりで男の子と接する機会がない私からすると、手紙ではあったがよく頑張った方だと思う。

頑張ったと思ったのは一瞬だけで、次の日には後悔した。

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