見出し画像

振り飛車は不利飛車なのか

こんにちは、ガイガイです。
今日は「一度は扱ってみたかった話題」シリーズ第二弾です。

(補足)この記事の最後に、この話題とは別に、これから出来たらいいなと
思ってることを書いているので、ぜひぜひ最後まで読んであげてください。
(実は級位者の方にはオトクな情報かも…^^)

近年では、将棋ソフトの影響もあり
振り飛車の評価が下がって参りました。

実際、google検索で「振り飛車」とうつと、サジェストに
振り飛車 弱い」「振り飛車 オワコン」など
かなり悪そうな結果が浮かび上がって来ます。

生粋の振り飛車党である私の意見を述べていきたいと思います。

まずはじめに。



振り飛車は終わっていません


はい、お疲れ様でした。


っていうのも、振り飛車が不利なんて言われるの
今に始まった話ではなくて、昭和…よりもっと前から言われています。

真っ向から振り飛車を否定してやろうと
様々な急戦が生まれたわけですから。

じゃあなんで、そんなことが言われるようになったのか。
序盤で飛車を動かす一手損とか、居飛車のほうが堅い囲いにできるとか
角道を止めてるくせに、飛車道まで止まってるとか

いろいろ言われます…

そこに近年ソフトくんが蔓延ったおかげで、数値化され
一介のアマチュアですら、そういった意見への追い風となりました。

また、将棋系youtuberなどの派手なサムネ「これで振り飛車終わりです」
みたいな動画をライト層が多く視聴し、
アマ級位者程度でもそういう風に思ってる人がいます。

しかしですね…だれもそれを咎めるまでに行ってないんですよね

アマ四段あっても、知らない局面で情けない手、指してる人
腐る程います。
戦法云々の前に、将棋として指しちゃいけない手、指してる有段者
腐る程います。
相手の形や狙いもわからないまま「楽して勝ちたい」の一心で
何も考えず穴熊やってる人
ウォーズのほとんどです。

粘りも何もない将棋を指しているのに
そんな大きいこと言うほうが間違ってると思います。


本当に強い高段者と指すと、何やろうが負けます。
終盤の読み合いなど、勝てる気しないくらいに。

それに、プロでも振り飛車を指す人は多く居て、
好成績を残してる棋士もいます。

結局のところ、戦法なんてものは道具にしか過ぎず
プレイヤーとの相性でしかありません。
できない事を道具のせいにする癖は、良くないと思います。


それでも、「ソフトくんがさぁ!」って言ってる人

下図を御覧ください

逆だと振ったときに、200点くらい差がつきます。

有名ですが、序盤の飛角の位置を、双方逆にして進めた局面です。
将棋は、左右対称に動く駒しかないので、評価が変わることは無いはずです

皆さんも御手持ちのソフトでやってみると良いですが、
まあまあ評価変わります。

酷いときなんて、+300点が+150点くらいになりますからね。

「それってソフトも情報の少ない局面だから不正確な値が出てる!」

という意見もあるでしょう。
しかし、人間が言語化できない手を数秒で読むソフトなら
どのみち悪い評価が出てもおかしくないと思います。
ソフトに関してはそこまで詳しくありませんし、これが全てでも無いですが

「ソフトが評価しないから振り飛車指さない」
これって

「年収が2000万とどいてないから、人生諦めます。」

って言ってるようなもの。
別に諦めなくたって、自分なりの幸せを見つけることは出来るし
それで生きてる人がほとんど。

最近では天彦先生をはじめ、振り飛車を指すようになったプロも居ますし
ソフト研究盛んな若手プロでも、振り飛車一択の棋士もいます。

アマ将棋だと不思議なことに、強くなるにつれ、ソフトの評価値を
気にしていない人が増えてきます。

ソフト使っちゃいけないとか、見るなとかは言いません。
使ったほうが上達にいいからね。

でも、自分の実力では測れない領域の手や定跡を
ソフトの意見に従うというのは、とても危険なことです。

もう一度いいます。


「振り飛車は終わっていません」

なので、これからも安心して飛車を振って下さい。


あ、そうそう補足ですが。


私程度が教えるというのも、大変恐縮ですが
将棋を中心に質問を募集しようと思っています。

別にビジネスしようとか思ってるわけではないので、お金とかは要りません

私も記事にするネタがほしいので、

「自分の質問を記事に取り上げても良いよ。」
という方。
ガイガイに対応できることなら、答えていきたいと思います。

質問すべてを拾えるわけでは無いですし、私の棋力ではどうにもならない事
私が良く知らない分野は、対応しかねますが…その辺はご勘弁を^^

もちろん匿名、かつ変な取り上げ方はしません

将棋のこと、過去記事のこと、普段のこと
ぜひ、お気軽に質問投げてあげてください。

それでは良き将棋ライフを~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?