何故エリーズは語らなかったのか?

そう遠くない未来、人類の生活は今と全く異なっているかもしれない。
ーそんな空想を掻き立てられるSF小説だった。
普段SF小説を読まない人でも、少し先の未来に興味があれば楽しめる。
物語の舞台は今よりも技術が発達した世界。100年後、いや20年後かもしれない。
 話は「究極の恵み」を生み出した後亡くなったギャロワ博士の謎を解くため、主人公たちがバーチャルと現実を行き来しながら進んでいく。
 この世界線では人々は現実世界より仮想現実をより多く生きている。私は仮想現実のことをよく知らないけれど、想像してみるとそれは現実より劣り無機的なように感じる一方、人々はあらゆる現実世界の制限にとらわれなくなるのかもしれない。
 インターネットを通して多くの情報や世界に触れている私たちの生活にもつながるものがあり考えさせられた。


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