新劇場版エヴァ 渚カヲルの「また3番目とはね、、、」の考察
新劇場版:序のエンドロール後に渚カヲルが月にある棺から出てきて、
「また3番目とはね、変わらないね君は、会える時が楽しみだよ。碇シンジくん」
と言います。ここで言う3番目とは何を指しているのか?気になるので考察していきたいと思います。
※ネタバレを含みますので、新劇場版エヴァンゲリオンを最後まで観てない人は注意して下さい。
●.前提
渚カヲルの台詞の最初に「また」とあるので、渚カヲル自身が何回かこの様な状況を経験している事になります。新劇場版のシン・エヴァンゲリオンではアディショナルインパクトの際に、碇シンジと渚カヲルが対話するシーンで
碇シンジ「思い出したよ!何度もここに来て君と会ってる」
渚カヲル「生命の書に名をつらねているからね。何度も会うさ。僕は君だ、僕も君と同じなんだ。幸せにしたかったんだ」
というやり取りがあります。何度もこんなハードなフォースインパクトが行われてるのか!?とも判断できます。生命の書に名前があると、記憶を受け継いだままループする世界に戻れると推察できます。
※何度も来てんのかよバカシンジ!何度も来てこの有様かよ!と思ったりもします(笑)しかもこのタイミングで記憶が戻るのかよ。。。生命の書の精度。。。
ここで謎になるのが、ループする世界の何処に戻るのか?という所です。旧劇場版ラストではサードインパクト後に戻った世界で碇シンジは14才ぽかったですのでループはしてない設定に見える印象です。仮に全て最初からやり直しになると仮定しても筋は通る事になります。
尚、生命の書に碇シンジの名前を書いたのは渚カヲルという事も新劇場版シン・エヴァンゲリオン劇中の加持リョウジの台詞
加持リョウジ「だからこそ、渚司令はシンジ君を選び、生命の書に名を書いた」
こんな事を言う加持リョウジも生命の書に名前を書かれてるんじゃないか?と疑いますよね。ここに関しては謎が残ります。※渚司令と呼ばれてる事のほうが気になる(笑)
●.3番に関係する事柄
①.サードチルドレン
②.第3使徒
③.サードインパクト
①.サードチルドレン
サードチルドレン説がネットでは多く見られますが、そもそも月で目覚めた渚カヲルが、いくら人間じゃないとはいえ、碇シンジがサードチルドレンだという事が目覚めた直後に分かるのか?という謎があります。またサードチルドレンになる経緯に関しては碇シンジが介入できる立場にないと思うので、わざわざそんな事を言う?という判断を私はしています。
②.第3使徒
第3使徒はベタニアベースに封印されて細切れにされて調べられた使徒です。新劇場版:破でマリの乗る仮設5号機によって撃破されました。。。関係ないな(笑)
③.サードインパクト
皆さんお待ちかね。私はサードインパクトの3番目とはね、という事だと推察しています。この前の記事に書いたのですが、白き月が第1使徒アダムの生まれる場所というのは皆さんも納得できていると思います。私の推察では白き月はセカンドインパクトで宇宙に昇り、新劇場版エヴァンゲリオンの世界で月と呼ばれていると思っています。※詳しくは以下の記事を読んでもらえると助かります。
渚カヲルが月から産まれる(もしくは眠りから目覚める)タイミング、これはループしている事から毎回産まれてはくるのですが、毎回同じタイミングで産まれてる訳ではないという推察です。新劇場版では月の棺桶から出た直後の発言と判断すると、今回は目覚めてみたら宇宙(月面)だった(笑)という事が分かります。これは渚カヲルがセカンドインパクトが完遂していると直ぐに理解できる状態であると判断できると推察しています。仮にセカンドインパクト前に渚カヲルが目覚めれば地球の中で目覚める事になります。白き月が地球に埋まってる状態だからです。この時は碇シンジはこの世に産まれてないので
渚カヲル「今回は2番目か、早く産まれてこないかな碇シンジくん」
とかになるかもしれませんね。
※新劇場版において渚カヲルの生年月日や年齢については語られていません。TV版ではセカンドインパクト発生時が生年月日となっていますが、今回は謎になっています。新劇場版の空白の14年後も歳を取ってないのはきっちりエヴァの呪縛を受けてるんでしょうね。
●まとめ
渚カヲルが言う「また3番目とはね、、、」の3番目はサードインパクトの事を指していると推察してみました。この時サードインパクトは起きていませんが、既にセカンドインパクトは起きているので3番目のインパクト前のタイミングで目覚めたんだと渚カヲルは思ったのだということです。台詞に「また」が付いてるのは月面で目覚める事がループしている世界で何度か経験しているからだと推察できます。先にも書きましたが、たまにセカンドインパクト前に目覚める事もあったのかもしれません。
※サードインパクト後に目覚める場合もあるのかもしれないじゃん!と思ったのですが、そうなる前に新劇場版のようにゼーレのモノリスに叩き起こされるという事にしておいて下さい(笑)
但し、変わらないね君はという台詞に関しては何を指しているのか不明です。セカンドインパクトが発生している事から、それを起こした葛城ミサトの父親である葛城博士の事を言っている文脈になっているとも考えることができます。これは別考察になると思いますが裏死海文書及び外典は葛城博士が作成したもので、彼も生命の書に名前が書かれていてループする世界を生きているのかもしれません。
以上になります。長文を読んでいただきありがとうございました。他の考察もよろしければ!
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