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今野 颯太 代表取締役、「志事」であふれる社会を創る。

営業職として結果を出し続けた先の起業で、こだわるのは「志」のあるキャリア

CEO PROFILE
今野 颯太 (こんの そうた)氏
1994年生まれ、埼玉県出身。2020年11月株式会社ZEROGRAを創業。

経歴
2015年 株式会社アイタンクジャパン社にてインターン。ベストインターン賞を受賞。
2016年 株式会社Speee社にてインターン。
2017年 中央大学 卒業
2017年 エン・ジャパン株式会社 入社 新規事業開発室へ配属。歴代最速でリーダーに昇格。
2018年 IndeedJapan株式会社 入社 大阪支社立ち上げメンバー。
2020年11月 株式会社ZEROGRA設立

ー 本日はよろしくお願いします。では、早速ですが起業を志すきっかけになったことを教えてください。

キッカケは、中高生あたりまで遡るのですが…
僕の父は、トラック運転手でして、一生懸命長い時間働いても収入は高いとは言えない生活をしていた一方で、母方の祖父は小さな規模ではあるものの建設会社を営んでいて家賃収入なんかもあり、まさに”息をするだけで”何千万円の収入があるような感じでした。対極的な方々を家庭の中で見て育ったこともあって、社長になるというのは潜在的な感覚としてありました。

ー 早い段階で起業の意識があられた中で、実際のキャリアはどのように歩まれましたか?

一番初めの就業経験ですと、大学2年生の後半で、今はM&Aがなされた会社なのですが、渋谷にあるインターン媒体を運用する株式会社アイタンクジャパンという会社でのインターン経験でした。僕は学校にはあまり行ってなくて、学生ながらにスーツを着て広告の新規営業をゴリゴリにやる、みたいなところからキャリアをスタートさせました。

そこで、成功体験を積んだというか、社員さんも含めた全体の実績で、インターンでありながら売上1位を達成しました。そこで「あ、こういうふうに営業やるんだ」、「こういうふうに成果を上げると嬉しいんだ」というものを、初めて知り、経験としてもすごく大きな意味があったと考えています。その後、キャリアを築いていきたい業界として、人材系と決めていたわけではありませんが、その会社での経験で面白さを感じたことが影響して、新卒の時は、IT・Web・人材の領域で就活をしていましたね。
そのアイタンクジャパン社に後から入ってきた社外取締役の方が、エン・ジャパン社の新規事業開発の責任者をされていらっしゃった方で、僕が学生ながらにガンガン営業成績を出していたのを見てくださっていて、入社する直前にオファーをもらいました。他の新卒とは違う領域だったんですが、僕が起業したい思いを持っていたのも知っていてくださっていたので、新規事業開発のチームの所属となりました。
業務内容としては、就職カフェの事業を展開したわけですが、固定費などかなりのコストがかかる反面、売上が立たず、事業としてはうまく行きませんでした。まだ新卒2年目だったこともあり、「もう少し営業としてのキャリアを試したい」と考え、Indeed Japan社に転職しました。当時のIndeed社は、まだCMを展開し始めたくらいの時期で、世の中での認知度は今ほどではありませんでした。人材業界でのキャリアを積みたい想いと、今度はしっかりと企業の採用支援をできるプロダクトに携わりたい想いから、23歳の時に入社しました。実は、中途採用で23歳での入社は、今も破られていない最年少記録だそうです。
そこで、まず3ヶ月間東京の麻布本社で勤務をしていたのですが、運もあって入社3ヶ月で大型契約が取れました。その点を評価していただき、大阪支社の立ち上げメンバーに選出され、3ヶ月で異動となりました。そこから約2年、大阪支社の立ち上げに携わり、Indeed社の企業向けセミナーに登壇したり、大手営業先をテレアポを通じてガンガン開拓したり、大きなやりがいをもって従事できました。2年勤めた後に退職し、ZEROGRA社の創業に至りました。

ー 起業のイメージがあった分、そこまでに必要なスキルを獲得できるキャリアを積んでこられたのですね。

Indeed社の面接では「2年働いたら起業するのでやめます。」って言ってましたからね。今考えると本当に生意気だったなと思います。2年と決めていたのは、祖父が23歳で起業していたからです。なので、僕は遅くとも25歳までに起業したいと思ってギリギリ間に合わせたような感じです。
今思えばもう少しサラリーマンをやっていても良かったなと思うのですが、失敗もするなら早くしたいと考えていました。全貌を早く知りたかったというか。
なので、”ミスってでもいいからまずはやってみよう”と思い、25歳で事業を始めました。

1人で起業する予定だったのですが、同じタイミングで退職する後輩がいて「じゃあ次決まるまで手伝ってよ」って言って一緒にやってもらっていたのですが、彼が現在の取締役です。笑
もう1人、Indeed社出身の者がいるのですが、彼は僕らが会社を作るタイミングでIndeed社に入社していたので、2年勤務した後にジョインしてくれました。

ー 起業をされるにあたり、何か刺激を受けたものありますか?

月並みな回答になってしまうかもしれませんが、書籍だとサイバーエージェント社の藤田社長が執筆された「渋谷ではたらく社長の告白」を読んで、だいぶグッと気持ちが高まりました。読んだのは、大学1年生の時でしたかね。その時に、フワッとしていた起業への想いが固まったかなと思うのと、ドラマだと「リッチマンプアウーマン」をやっていたんですが、憧れというか、ひとつモチベーション・刺激にはなりましたね。

ー 今チームとして大切にしている想いは、どう出来上がっていったものですか?

創業時は、正直何をするのかも決めていなかったので、事業内容に関してもピボットしながら、探っていく中で今のMVVにたどり着きました。当社は、バリューを用意してないので、パーパスなんですが、パーパスは、創業に携わったメンバーと2人で決めました。志ある事で「志事(しごと)」と、読みます。やはり転職マーケットを見ていると、結局のところお金や、勤務地、そういう条件以上に自分が志を持ってやれることをやっている時が一番幸せなんじゃないかというのが、僕らが見出した価値です。そういう志あることをやっている人が増えるといいよねっていう価値観をベースに、このミッションを作りました。
(ミッション:「志事」であふれる社会を創る。)

ー メンバーの特徴はありますか?

そうですね… 共通しているのは、人というものを通して自分達ができる範囲で社会をよくしていこうという熱量があるという点かと思います。
本当に一言で言うと、とても定性的な表現ですが「いいやつ」採用にはこだわっていて、根っからの「いいやつ」じゃないと採用しないというのはありますね。「いいやつ」の基準として、どこにベクトルが向いていてもいいとは思っています。
成長意欲がとても高いとか、お金を稼ぎたい人が多いとか、企業ごとに尖っている部分があると思いますが、当社だと社会貢献性が高いことをしたい欲が強い人が多い、というところかと思います。ただ、だからと言って貢献していれば良いということではなく数字に向き合う姿勢も併せ持ってくれていまして、その辺りはバランスよくやっていければと思っています。


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