男が選んだ生き方とは
2023-29
『カード・カウンター』
監督 ポール・シュレイダー
出演 オスカー・アイザック
ここにきてまた今年のお気に入りの映画の一つに出会っちゃいました
『タクシー・ドライバー』の監督、ポール・シュレイダーってことは けっこうお年を召してらっしゃる方が作られてる訳で、そこでギャンブルの映画?大丈夫?枯れてない?どうなの??? と思ってハスに構えて様子を眺めてたのけど、評判も良さげで、オスカー・アイザックだしなー、と映画館に出かけてみたんです。
いやああああああ
ギャンブル映画と思いきや、非情に重たい題材も絡みつつ、映画の熱量は圧倒的でハードボイルドな映画で、その上、画面も色合いも洒落ててイカしてるし、主演のオスカー・アイザックの演技もクールでシャープ、シーン、シーン、かっこよすぎて痺れっぱなしでした
大きなトラウマを抱えリスクを抱えながらも、それと共に生きるために自らで選んだクールで寡黙な人生を送ろうとしていた男の話、ザ アメリカのザ・ハードボイルドな映画でした。
アルトマンの『ロング・グッドバイ』(1973年)からの『カード・カウンター』(2021年)の流れ、ベトナム戦争真っ最中から中東からにアメリカ軍撤退の時代....
アメリカの歴史の流れに沿ってこのアメリカのハードボイルドを二本を続けて見れたのが良かった
『カード・カウンター』のエンドロールは静止画面じゃな〜いって気づいたのもとても面白かったです。
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