ハードボイルドだ!
ロバート・アルトマン傑作選
『ロング・グッドバイ』
監督 ロバート・アルトマン
出演 エリオット・グルード
ワンシーンだけ出演 シュワルツ・ネッガー 笑
劇場の明かりがつき、後ろの方からから聞こえて来る女子の会話
その1
あの人刑事コロンボみたい
(...ん?)
その2
よーわからん、だって友達やったんやろー?なんであの最後?
(...えーっと...)
50年前の作品とは思えない初々しさがあるなと改めて思った反面、50年前の映画だから今の人が見たらわからないところがあるのかもしれないなあ、と思ったりもした。
ストーリーの行間が読みこめなかったのかなーとか
女性の自立が今よりももっと大変だった、変革の波が起きはじめた時期の男性主体のドラマなので、現代の若い女子は、時として、その当時のドラマをうまく飲み込めないのかなぁと思ったり
『男のロマンってなんだろう』
『ハードボイルドってなんだろう』
そんなことを思い巡らしました
ーーー
この映画公開当初は、原作とイメージがかけ離れている云々とかなりの物議を醸したそうです
チャンドラー小説は何度も何作も読んでいるし、チャンドラー系列の探偵ものもそんなドラマも好きなわたし。
作品や登場キャラクターは見た人読んだ人のそれぞれの解釈があるものだけれど、わたしがこの映画をはじめて見た時、マウロウって実際にいたら、こんな感じの中年男性かも、と、思った作品でした。
丁度、私の好きなドラマ『リンカーン弁護士』(Netflixで配信中)の最新シリーズを見たばかり。
同じLAを舞台にしたハードボイルド作品だからか、このアルトマン作品『ロング・グッドバイ』となんとなくニュアンスが似てるなあ、と。
アルトマン監督の『ロング・グッドバイ』という作品は、きっと その後のアメリカの刑事、探偵ドラマに少なからずも影響を与えているのでしょうね。
最後に シュワルツ・ネッガーの作り物のような体つきには(まあ、ある意味作り物ですが...)改めてすごいなあ、と。
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