見出し画像

あれから30年

『セカンド・カミング』
監督 マーシャル・レウィ
制作総指揮&主演 ロバート・カーライル


アマプラの私へのお勧めに出てきた映画の宣材写真のロバート・カーライルを見て、30年前に彼が主演したケン・ローチ監督の『リフ・ラフ』の時の彼を思い出したので、見始めた。

ーー
若い頃にUKロックバンドでギターを弾いていた主人公。バンド解散後にアメリカLA郊外で有機農園で働いているが、飲酒運転で警察に捕まったことをきっかけに、主人公は自身の過去と向き合う羽目になり、人生の何度目かの転機がおとずれる....というストーリー。
ーー

『リフ・ラフ』で主人公を演じるロバート・カーライルを初めて見た。
劇中、主人公の誕生日のお祝い(ケーキだったかな?)を持った彼女がサプライズで彼の部屋をおとずれ、彼が扉を開けた瞬間にバースデーソングを歌った時、その出来事に対する主人公のリアクション、その時のロバート・カーライルの演技を見た時、主人公の気持ちがヒリヒリするくらい伝わってきて、涙がポロポロ出たのが忘れられない。

この『セカンド・カミング』でも彼が部屋で一人考え事をして呑んでるシーン些細なシーンでグッときてしまったった。

『リフ・ラフ』から丁度30年後に作られた『セカンド・カミング』。
ロバート・カーライルの時を重ねた哀愁のある演技と佇まいを見ながら、あれから30年経ったんだな、と、時間の流れをつくづく実感した。

劇中に有名なバンドの名前は出てくるけど、音楽自体はあまり流れない、けど、ブリットロック好きな人にはおすすめかも?

ちなみに原題は『カリフォルニア・ソロ』。
カルフォルニアに住んでる孤独なスコットランドの話なので原題がはしっくりくるのだけど、なぜか、邦題が『セカンド・カミング』。
邦題を考えた人がストーン・ローゼズが好きだったのかな?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?