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ナショナルシアターライブ

2022年10月27日

ナショナルシアターライブ

ストレイト・ライン・クレイジー

主演 レイフ・ファインズ

「世界都市ニューヨークのマスタービルダー(創造主)と呼ばれた男、ロバート・モーゼス」と言う人のお話。
彼の人生の後年は強引な仕事のやり方に様々な批判が巻き起こり彼の計画の反対運動が巻き起こり、力を落としてゆく、と言うお話。

モーゼズ扮するレイン・ファレンズは、映画出演だけしか見たことなかったので、この舞台でのセリフの応酬をする姿を見て、これだけのセリフ量を圧倒的なパワーで押し込める生芝居をこなせるからこその、、、フィルム作品でセリフ以上の何かじわじわ伝わる力を感じるのかも、と思った。

ロバート・モーゼズは、今で言うと都市計画のプランナーと言うところかな?

英雄とは
独裁とは
政治とは
生活とは
進歩とは
暮らしている社会コミュニティとは
人生とは
差別とは

いろんなところからの視点で見れるなあ、と

肯定しているわけではないけれど、NYの都市計画を希望と夢を持って切り拓いて行ったモーゼズ自身は差別してるつもりは一切なかったんだと思う

ただ彼はあまりにも裕福な環境で育ち、彼の住む世界では世の中は綺麗に整理整頓されているべきで、そのための都市計画が必要だと信じ込んでしまっていたのかもね

人っていくら頭がよくても、良い作品を作るアーティストでも、自分の住む、同じような人種、同じような経済レベル、同じような学歴、そう言う自分の住んでいる世界のことしか理解できない人も多くいると思う。

でも、社会に出ていろんな人たちと出会い友達ができたり、音楽を聴くだったり、映画を見るだったり、街遊びだったり、そんなことをする事で、自分の中に外を見つめたり、開いて外の風を招き入れたり出ていったりする窓を作るんだろうな、と思うんだけど。

窓から外は見えても、開けられる窓が作れる人はそんなに多くはいないのかもしれないなと、考えたり

色々、考える、ドラマでした。

しかし、、、海外はこう言う割と近代の実在の人のドラマを上手に作るなあと

日本なら 田中角栄あたりを実名で映画化しても面白いかなーとか
日本列島改造論を映画に、、、できるけどできないか、、、

とか、、、

まあ
色々考えました

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