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キリング・ゾーイという大好きな映画

2023-33

クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男

2023/8/24

タランティーノという人は、周りに大事にされるタイプ。超芸術家肌の人が持つ独特の人の良さと楽しさと、厳しさを持つ、とても魅力的な人なのだな、と、このドキュメンタリーを見ていて感じることができた。

タランティーノは関わったハリウッドの大物俳優たちからとても大事にされてきてる。

その人間関係をベースに近年は相変わらず楽しい大作『ワンス・アポン・ア・タイム 
...ハリウッド』を、ディカプリオ、ブラッド・ピッドの力を借りてぶち上げて、最後の作品に向かう人生なんだな、と。

ただ....『パルプフィクション』はもちろんのこと初期脚本作品の『トゥルー・ロマンス』をドキュメンタリーの中で挙げるので有れば、せっかくなら、、共同原案者、共同脚本家のロジャー・エイヴァリーの存在をもう少し触れてもいいんじゃね?

とは思ったけど

私はタランティーノプロデュースのロジャー・エイヴァリー監督作品『キリング・ゾーイ』というどうしようもない、ほんとうにどうしようもない(笑)映画に夢中になった(公開時期に何度も何度も劇場に足を運んだ)。

『パルプフィクション』
『トゥルー・ロマンス』
どのシーンがどっちのアイデアで、どっちが筆を入れたんだろうって知りたくて、ビデオでこの二作品を何度も何度も見たわたしにとっては、ドキュメンタリーの中で(タランティーノとどんな確執があったかは知らないが)ロジャーについて言及がほぼなかったのが残念だったな、と。

タランティーノが大昔のインタビューで

クライムサスペンスやホラーなどの映画を一緒に見てあまりにひどい場面の中で「どこで笑うか」という笑うポイントが同じである友達が大事、ロジャーとはそのポイントが同じなんだ

って話してました。

シネコンで『パルプフィクション』を上映してるなら、このタイミングにミニシアターで『トゥルー・ロマンス』『キリング・ゾーイ』やってくれないかー!!!

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