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ポケカ投資家の話

皆さんポケカ投資家と聞くと、転売ヤーの話かと思われますが、あのカードが○万円するとかそんな話をするわけではありません。そもそもバブルが弾けたので、転売ヤーさんは少なくなったかもしれません。ここでは私のポケカへの「投資」の話をします。

まずは「投資」の意味を辞書で確認してみましょう。

投資(とうし)
1 利益を得る目的で、事業・不動産・証券などに資金を投下すること。転じて、その将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと。「土地に—する」「若いピアニストに—する」

デジタル大辞泉

「将来を見込んで金銭や力をつぎ込むこと」も投資の意味の一つです。

そういう意味では、ティーチングイベントや初心者向けのイベントを開催しているポケモンカードゲームのイベントオーガナイザーの皆さんも「ポケカ投資家」と言えるのではないでしょうか?将来を見込んでポケカ人口を増やしていくために力をつぎ込んでおられるという意味で。

私もイベントを開催していますが、やっぱり「投資」目的で開催しています。資格を取ってイベントをやり始めたときは、こんなことを考えていました。

この間、イベントの内容は変化しましたが、自分がイベントを開催する目的は変わっていません。ジムバトルに参加するまでのギャップを埋めたいということです。

今まで開催してきた主なイベントを振り返ると、

  • フシギソウ杯(定期開催終了)
    コロナ禍の中、親子でポケカを楽しもうというコンセプトのもと開催。参加されていたお子様がどんどんレベルが上がっていったので、一定の役割が終わったと判断し定期開催終了。

  • タネばくだん練習会(終了)
    小学生向けのイベント。ジムバトルに参加するにはちょっとまだハードルが高いというお子様向けに始めたイベント。スイスドロー形式やフリー対戦形式と形を変えて、最終的に交流会に統合。

  • ヒマナッツカップ
    土曜日のジムバトルがなくなったために開催したイベント。裏の目的は、地域限定の「チャンピオン」を作り、みんなの目標となるような存在を作りたかったこと。2シーズンで1~3位優勝カップ保持者を6名作ったので、目的は達成。土曜のジムバトル再開のため、今年からはチーム戦に変更。

  • ひだまりのこうら交流会(新浦安ポケカ)
    新浦安のポケカプレイヤーが交流できるイベントとして開催。老若男女、家でしかポケカをやったことのない方からジムバトル常連さんまで、誰でも気軽にいつ来ていつ帰ってもいいような感じで開催中。今後は、ヒマナッツカップ保持者の方に挑戦する子供向けチャレンジイベントも追加しようと考え中。

  • ミニヒマナッツカップ/ミニタネばくだんカップ
    土曜日のジムバトルが再開後、また中断してしまったために開催している期間限定イベント・・・のつもりでしたが、しばらく続けていくことになりました。スイスドローで3回戦又は4回戦を行うイベントです。

交流会の様子(2023年10月)

こんな感じで、ひだまりのこうら交流会をメインとして、ヒマナッツカップとミニヒマナッツカップ/ミニタネばくだんカップを開催しています。現在のスタイルとしては、フリー対戦の交流会を柱として、中学生以下の子供とオープンの2つの対戦イベントを交互にやっていく感じです。

振り返ると2年前にも同じようなことを書いていました。

競技性の高い大きなイベントも大事ですが、そこに至るまでの、まずはお家ポケカから卒業し、お外でのポケカへ一本踏み出し、外の世界へのスタートラインに立って一歩を踏み出すところ、そこのお手伝いをすることを大事にしたい気持ちは変わっていません。ジムバトルまでのギャップを埋めることを大事にしたいです。

お家ポケカから外へ一歩踏み出そうとしているプレイヤーには、まずは交流会で家族や友達以外の人と対戦してみて、慣れたらジムバトルと同じ形式のミニヒマナッツカップ/ミニタネばくだんカップで大会形式を経験してもらって、次はジムバトルにチャレンジしていくようなステップを踏めるような設計にしています。

大規模で豪華な景品が掛かるようなイベントは、それを専門に開催する人達にお任せして、私の役割はピラミッドの基礎の部分を支えることだと考えています。その部分が一定数いないと、競技志向のプレイヤーも増えないので、将来大規模な大会を開催するのも難しくなる時が来るかもしれません。ポケカを始めた人全員がCLのチャンピオンを目指す訳ではなく、途中で辞める人やカジュアルに楽しむ人方向に行く人もいるので、初級レベルのプレイヤーが少なくなる状態は好ましくありません。この層が少なくなると、必然的にピラミッドは小さくなり、ポケカ人口が少なくなります。10年後もポケカが続いていくためには、このプレイヤー層を大事にしないといけないと考えています。

さて、2023年度もたくさんのイベントオーガナイザー(ジャッジも含む)が誕生しました。みなさんがどのような想いで資格を取られたかは分かりませんが、それぞれ自分の想いを形にしたイベントが公認自主イベントとして開催することができます。資格を取られた方の中に、同じような想いを持っている方がイベントを開催されると嬉しいです。

10年後もポケカを楽しむためにじぶんができること。引き続き、それを考えながらイベントを開催していきます。

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