海外進出コラム 250107|2025年はどんな年になるのか?
新年あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
一般社団法人Glocal Solutions Japan
代表理事の深野裕之です。
2024年は、大きな変化の兆しが明確になった1年でした。
既存の勢力が力を失い始め、社会や産業界には混乱が生じています。
その例の一つが、自動車業界におけるホンダと
日産の合併という衝撃的なニュースでした。
また、自動車業界に限らず、
さまざまな業界で変化が顕著になったと感じています。
そして2025年は、この変化がさらに加速し、
新しいプレイヤーの台頭が目立ち始める年になるでしょう。
その一例として、環境テクノロジーが大きく注目されると考えています。
理由の一つは、物価高によってこれまで採算が取りにくかったリサイクル事業が、
経済的合理性をもつようになりつつあることです。
たとえば、タイヤのようにエネルギー投入量が大きく、
原材料としても価値が高いもののリサイクルが脚光を浴び始めるでしょう。
また、それぞれの地域ごとに自律分散型のリサイクルが広がっていく
最初の年になると見ています。
こうした動きは今後、確実に大きく成長していくと考えられます。
一方で、自動車産業においては、
2025年は厳しい1年になる可能性が高いと見ています。
特に4月頃から仕事が大きく減るリスクが高まり、
3月までは受注残でなんとか回っていたとしても、
4月以降に受注が激減する恐れがあります。
残された期間はあと3か月しかありません。
その間に新たな事業領域へ展開し、
活路を見いだせるかが重要です。
自動車産業のサプライチェーン全体が、
急速に変化に対応していくことを求められています。
また自動車業界ではプラットフォーム化が進み、
個人の“所有”から“シェア”へと移行する流れが強まるでしょう。
カーシェアやライドシェアが広がり、
特に都市部では顕著になると想定されます。
これまで自動車消費を牽引してきた団塊世代も、
新車購入ではなくカーシェアを利用する方向にシフトしていくはずです。
EVの普及も進むとはいえ、そもそも自動車のユーザー数自体が
減少していくのが大きなトレンドとなるでしょう。
しかし、どの業界も人材不足が深刻化しているのも事実です。
これから伸びる産業に上手く事業転換できれば、
新たな役割を得て再生する企業も出てくるでしょう。
過去の成功や慣習にこだわらず、
長年培ってきた業界から思い切って転身できるかどうかが、
今年はとりわけ重要な分岐点になると考えています。
ここで行動を起こせば最後のチャンスを生かすことができますが、
逃せば厳しい状況に追い込まれる可能性があります。
改めて強調したいのは、2024年に顕在化した変化は
2025年にさらに加速するということです。
これは確実に起きる未来だと断言しても過言ではありません。
変化に対応できれば、まだまだ大きな役割を果たす余地は十分にあります。
そのためには、経営者が先頭に立って行動し、
変化を受け入れる覚悟と実行力を示すことが求められます。
私たち一般社団法人Glocal Solutions Japanは、
このような大きな変化の中でも前向きに挑戦する経営者の皆さまを応援し、
ともに地域課題の解決を目指していきたいと考えています。
本年も変わらぬご支援とご協力のほど、
何卒よろしくお願い申し上げます。
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講師は私、深野裕之です。
ぜひご参加ください。
一般社団法人Glocal Solutions Japan
代表理事 深野 裕之