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【24/09/03】東南アジア製造業のオートメーション化における日本の役割

こんにちは。
一般社団法人 Glocal Solutions Japan の深野です。
 
先週は、マレーシア、フィリピンから
製造業の経営者の友人たちが来日しました。
 
マレーシア4名、フィリピン1名で
それぞれ金属加工、プラスチック、装置の製造、
防音素材の製造など
 
来日の目的は、日本の製造業との交流をすることです。
 
今回、東京、静岡、岐阜、愛知の企業への
訪問をコーディネートしました。
 
残念ながら、そのうち2社は
台風の影響で訪問できませんでしたが、
内容の濃い訪問となりました。
 
フィリピン、マレーシアの製造業には
共通した課題があります。
何だと思いますか?
 
いくつかありますが、
今回の参加者に共通した課題は
オートメーション化です。
 
現地にはオートメーション化を支援する企業がありますが、
経験値が不足しており、
期待したようなソリューションが提供できていないそうです。
 
その結果、自分たちで考えるしかない。
というのが現状です。
 
この背景には、
コロナ禍での人件費の高騰、
外国人を中心とした現場の労働者不足にあります。
 
特にマレーシア、タイなどにおいては、
低賃金の外国人労働者によって支えられ、
その結果、半自動化および自動化が遅れていました。
 
しかし、コロナ禍は
人件費高騰と外国人労働者不足が進む
トリガーとなりました。
 
その結果、自動化に対する需要が
一気に拡大することになったわけです。
 
そこで、自動化を進めようとしますが、
理論と実践は同じように行かず、
そのギャップを埋めるには経験が必要です。
 
今回の訪問を通して、
彼らは日本の中小企業の製造ラインの自動化が
かなり勉強になったようです。
 
私も改めて、
生産技術部門の大切さを実感しました。
 
日本企業が東南アジアで活躍できる要素は
まだまだありますね。
 
一般社団法人Glocal Solutions Japan
代表理事 深野裕之

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