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【24/08/06】スリランカ出張で実感した営業戦略において大事な視点とは?

こんにちは。
一般社団法人Glocal Solutions Japanの深野です。

無事にスリランカから戻りました。
当初の想定以上にハードな出張となりましたが、
良い成果につながりました。

久しぶりに長時間の車移動と、
現地の工場でのデモに立ち会い、
無事に帰ってくると楽しかったな、と思います。

2022年に事実上の経済破綻をしたスリランカですが、
現地の経営者の方々に話を聞くと、
皆さん、相当苦労されたようです。

事業を継続するため、
仲間同士で助け合い、何とかサバイバルしてきたそうです。
それでも南国の気質なのか、皆さんとにかく明るいです。

今でも、景況感はよくありません。
観光業、サービス業全般、建設業などは
未だに低迷しています。

一方、回復が早かったのが
食品の輸出業です。

その中でもココナッツの輸出が
急成長しています。

世界的な食品のインフレによって、
輸出単価が上がっています。
これが食品輸出の追い風になっています。

さらに、ココナッツ市場の拡大です。
近年、暑さと塩害に強く、肥料を与えなくても
良く育つ農産物としてココナッツが注目されています。

特に、インド、アフリカ南部では
積極的にココナッツ栽培の拡大が進んでいるそうです。

スリランカでは、
ココナッツを国の重要産業として
長年育ててきました。

そのため、プランテーション省があり、
その傘下に、ココナッツ、天然ゴム、お茶の庁があります。

それくらいこの国にとって
重要な産業となっています。

グローバルに成長する産業であり、
国策であるココナッツ産業は、
景気回復の最優先事業になります。

だからこそ、今、このタイミングで営業すべきだと、
現地の営業先で経営者の話を聞いていると
肌感覚で伝わってきます。

この先、気候変動が続くことを考えると、
ココナッツ産業に関わることができれば、
成長は確実です。

どんなビジネスにおいてもそうですが、
自社の強みを成長産業で勝負することは、
とても大切なことです。

グローバルな視点で、
自分の業界がどのようなポジションにおかれているのか?
そして、この先、どんな成長が予測できるのか?

ぜひあなたのビジネスでも
考えてみてください。

一般社団法人Glocal Solutions Japan
代表理事 深野裕之

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