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グローカルセンター三谷が書く1年の振り返り第2弾~2023年編~🐰➡🐲

こんにちは、グローカルセンターの三谷です。

丑年から続きもう3回目の年度末振り返り企画。2023年もグローカルセンターの振り返りを行い、心地よく辰年を迎えたいと思います。
2021年は「1年間の成長」「自信を置く環境の大切さ」、2022年は「柔軟性」「期待」とまとめていました。

2023年は、①社会人1年目の所感②プログラムの学生の声、③これからも心に残しておきたい2023年に印象に残ったことばという切り口で振り返りたいと思います。

①社会人1年目の所感

2023年4月、私はグローカルセンターへ入職し、学生から社会人へと変化しました。中でも私は特殊で、新卒でNPOに就職するという稀なケースです。
約4年ほど学生インターンから長くかかわってきたのですが、約9か月間社会人としてNPOで働いてみて、どんな違いがあったのか今感じていることを中心にまとめてみます。

学生インターンの三谷くんではなく、グローカルセンターの三谷さん

当たり前ですが、学生インターンとは違い業務の幅が広がり、1社会人として1組織の人間として責任感を持ち、業務を担う立場となりました。
グローカルセンターでは、大小問わず主担当として任せていただいている仕事があります。裁量が大きく企画から運営、事後処理などグローカルセンターの三谷さんとして見られているので、学生の時に比べ、より丁寧に広い視点をもって業務に取り組む意識が向上しました。メールの書き方や会議での発言の細かい部分でも、組織の顔として背筋を伸ばしながら過ごした期間でした。
もちろん、たくさん失敗もして、たくさんアドバイスをもらいました(ありがとうございます。)振り返れば、良い経験を沢山させていただいたと感じています。

大変なことの後に気づくこと

社会人1年目で一番苦労したことは、調整です。

私が担当している事業は、行政の事業で企業と大学生をつなぐプログラムの設計や運営です。学生インターン時代では色々なプログラムの運営や準備の手続きなどを動かしていたのですが、事業担当者として、連携する企業や参加学生とのスケジュール調整、プログラムの企画、学生募集の広報など、マルチタスクで様々な調整を同時並行的にしてきました。組織によって連絡方法がちがったり、伝え方を工夫したり、正直慣れずに大変だなと感じることが多かったです。

本当に苦戦して調整したものでも、良いプログラムが出来上がったり、達成感があったり、見えないところで細かい調整をするからこそ支えられているものが多く存在すると実感しました。

メールの書き方にしても、企画のスケジュールを考えるにしても1人ではうまくいかず、スタッフをはじめとし、連携する担当者や応援してくださっている方などにささえていただきなんとか乗り切っています。

支えてくださる方はみんな口をそろえて、「はじめは私も苦戦した」「今でも苦戦している」とおっしゃられます。「そんなウソな~」と思うのですが、同じように困っている人は多くいるはずです。今年は自分のことで手一杯でしたが、来年度以降、色々な人の支えになれるように活動していきたいと思います。

活動を進めていくうえで、まだ社会人と学生はどんな違いがあるのか正直わかっていません。これについては、ずっと考えていきたい問いだと思っています。

②達成感があり、良かったなと思うプログラムの学生の声

①12月中旬に「京都試作ネット※」参画企業の佐々木化学薬品様と名高精工所様へ訪問したときの学生の声
※この時の様子は1月にレポートにてupします

・学生が感じていることと社長や社員が感じていることについて実は同じ感覚値があったり、まったく違う視点で見る価値観があってたくさんの発見をすることや刺激を受けることができた。
・1日にかっこいい大人に4人も会えて本当に感動した。今回の機会をくださりありがとうございます。
・一日に何冊も本を読んだ気分で、優越感に浸っている。

※京都試作ネットについて

佐々木化学薬品様へ訪問したときの様子

②8月に特殊高所技術様へ訪問したときの学生の声

・自分探しの旅の話が印象的でした。ちょうど、自分も自分探しの途中で、思い悩み続けていて、どことなく満たされなくて、自分は何者なのかという感覚を持ってしまう。青山さんの場合、人に呼ばれるのが嫌になるまで追い詰められていた状況から、人に必要とされていると捉え、自分の存在価値を見出し、自分が何者なのかを見つけ出したという経験談は印象に残りました。
普通の生活では、高所特殊技術という企業や、そこで働く青山さんという魅力的な方と会うことはできなかった。
(下記学生の声を担当者に共有すると、涙を流すくらい感動したと伺っています。)

特殊高所技術様へ訪問したときの様子

学生の声を支えに、これからもこのような機会をどんどん作っていきたいです。

③これからも心に残しておきたい2023年に印象に残ったことば

2022年の振り返りで紹介した中田樹さんの言葉を今でも覚えています。2022年3月に「去年の自分に戻りたくないくらい頑張る」と高校生にお話されておられました。

2023年の今、もう戻りたくない!と思っています。「毎日寝る時間がなく忙しい中、頑張った」というより「色々な人と連携し、わからないものだらけの中、必死に進めて頑張った」という1年でした。

2023年も色々なかっこいい大人と出会いました。
今年、私の支えになったエピソードや言葉を、みなさんにも共有したいと思います!
みなさんはどんな人たちに今年会いましたか?

「アウェイに飛び込むことで気づいたこと」
ある日、児玉さんはラッパーを目指すと決意。忙しい中車移動など時間を見つけラップの練習をし、アウェイの環境に飛び込みラップバトルに挑戦したそうです。バトル受付開場時間の前に会場につき緊張のあまり何ものどに通らず、ずっとトイレを行き来していたそうです。バトルの結果は歳もかなり離れた学生に負けてとても悔しかったそう。そのプロセスを社員さんにすべて共有されたと聞いています。
そんな話をしていた児玉さんは「就活生も必死に練習して、緊張して会社の面談に足を運び、アウェイな場所に飛び込みながら頑張っている。そんな子たちを軽い気持ちで面談や採用・不採用の判断するのは失礼だ。全力でうちの会社の採用試験に申し込んだ学生のことを考えよう」と気づいたそうです。

株式会社地元カンパニー児玉光史社長兼ラッパー

クリエイティブでいる上で意識していることは「知らないことに好奇心を置く」こと。

佐々木化学薬品株式会社 佐々木社長

▼イベントでご一緒させていただいた先生
Well-Learningの対義語はWell-beingではなく、Well-doing
なぜWellなLearningを目指しているのか?
なぜWellなLearningをしたいのか?

WellではないLearningとは?
学びって喜ばれるためにあるはずなのに、「ねばならない学び」、「できたと終わってしまった学び」、「まだできていない学び」でそれぞれ学びの良さがつながっていない

京都大学総合博物館 准教授 塩瀬先生

2024大切にしたいこと

このblogをまとめる過程で、グローカルセンター内で2024年は、「あなたが力を入れていることはなんですか」という問いを、学生にも企業連携でも初めに聴いて理解していきたいねと行元さんと話していました。

この質問はすごくシンプルで相手の情報をしっかり引き出せる言葉だと感じています。2024年以降、自身が大切にしたいこと・意識したいことを考えてみました。

1)若者が活躍できる舞台の設定
2)様々な角度で学びや気づきを得る機会の創出
3)「         」

1)若者が活躍できる舞台の設定
若者が喜ぶ姿や、あなたがいてくれたからとても良かったと言ってもらえることが私の喜びです。そして、若者たちの成長がこれからの社会をよりよくすると確信しているので、若者がのびのびと活躍できるステージを作ることが私の役目だと思っています。

2)様々な角度で学びや気づきを得る機会の創出
私の周りでは、色々な学生や大人と一緒に「なにか」を考える機会が多くあります。そこで得た学びから大きな動きに変わるプロセスを見たり、多くの笑顔やモヤモヤを見たりしてきました。その瞬間こそ人の成長だと感じますし、そんな瞬間をどんどん作っていきたい。

3)「         」
なにか頭の中では浮かんでいるけど今は言語化できない素敵な目標があると感じています。なので、今は空白と掲げています。余白という意味も込められています。

大人だけでなく、素敵な学生にも多く会いました。新しいインターン生やずっと支えてくれているインターン生、プログラムに参加してくれた学生など、素敵な刺激や気づきを受け取ることができるので、恵まれているなといつも思います。2024年もたくさんかっこいい・面白い人たちに会えればうれしいなと思っています。

最後に、ありがとうございます!

改めまして、2023年大変お世話になりました。
一緒に充実した時間を過ごしていただいた方々、グローカルセンターや三谷を支えてくださった方々など、感謝の気持ちでいっぱいです。
そんな感謝を届けられるように2024年も皆さまと何かご一緒して活動できればと考えております。学生のみなさんも社会人のみなさまも、また来年元気にお目にかかれますことを楽しみにしております!

それでは良いお年をお迎えください。

▼2021の振り返り記事

▼2022の振り返り記事

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▼私が担当している事業の令和4年度報告書(私は令和5年度を担当)

▼2022年のアニュアルレポートはこちら


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