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ビジネススクールはハードルが高い?体験ワークショップに参加してみたら

人生100年時代に突入したといわれる昨今。社会人の皆さんは日々の業務の中で、もっと自分をアップデートしたい、もっと大きなビジネスを考えられるようになりたい‥そんな気持ちになったことはありませんか?
グロービス経営大学院(以下、グロービス)卒業生アンバサダーの周囲にも、なんとなくそういう気持ちはあるけれど、具体的な行動には踏み出せていない若手が多いという声を聞きます。
やはり、ビジネススクールはハードルが高いのでしょうか?しかし一方で、「ビジネススクールの中で実際にやっている学びをご紹介できれば、学んでみようと思ってくださる方は多いのでは?」という想いが強くなりました。
そこで、アンバサダーからご紹介いただいた若手の方々8名を、グロービス東京校(東京都千代田区)にご招待。アンバサダー3名にもご同席いただいて、グロービスの学びを体験いただくワークショップを初開催しました。本稿では、その一連の様子をご紹介いたします。

※本イベントはグロービスが開催する「体験クラス&説明会」とは異なるポップアップイベントです。


「グロービス体験」ワークショップ開催概要
本ワークショップは、【Day1】【Day2】の2日間に分かれます。
●【Day1】リアル参加でのクラス(授業)体験
●【Day2】Zoomを使ったオンライン復習勉強会
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●【Day1】
まずは「マーケティング」と「経営戦略」をテーマとした授業を60分体験(実際の授業は1回あたり180分)。グロービスの教員は一方的に話をするのではなくファシリテーターという立ち位置で、参加者全員とのディスカッションを中心に進めます。
●【Day2】
授業での学びを定着させるため、オンラインでの復習勉強会を開催。ここでお互いに丁寧な振り返りを行うことで、失念したポイントの洗い出しや新たな気づきにつながり、学びがより深まります。
※本イベントは不定期開催であり、次回開催は未定です。

【Day1】今日の学びを、明日からの実務に活かすために

まずは8名を3つのテーブルに分け、テーブルごとにアンバサダー1名がサポートできるよう着席いただきました。その上で、自己紹介と本日の参加動機について、また「マーケティング」および「経営戦略」に対してどんなイメージを持っているかを共有する時間がありました。参加者からは、以下のようなお話が出ました。

  • 新規事業の立ち上げに携わることになり、今までは不要だった経営知識が急遽必要になったことで、焦りを感じている

  • 会社の経営企画部門で、経営戦略に携わっている

  • 薬剤師として、新規出店に取り組む中で課題に直面している

参加動機について、ご自身の実務に絡めてお話いただくシーンも

また、担当教員の下道さんから、今日学んだことを1つでも多く明日からの実務に活かすために大切なポイントが紹介されました。
●  限られた時間の中で、自分の頭をしっかり回転させる
●  頭に浮かんだことを、ちゃんと口に出してみる

【Day1】なぜ、この商品はヒットしたのか?

自分の頭を回転させてから、他の方の意見を聞くことが学びにつながります

ひとしきり場が温まったところで、いよいよ「マーケティング」の授業です。数年前に大ヒットした日用消費財を題材として「なぜヒットしたのか?」テーブルごとにディスカッションが始まりました。どんな人が買う?いつ使う?といったところから意見を出し合い、どんな気持ちの変化が起これば、買ってくれる人が増えるんだろう?というところまで、議論が深まったテーブルもありました。
アンバサダーのサポートもあり、さまざまな意見でホワイトボードが埋まっていきます。

ディスカッションの盛り上がりとともに、ホワイトボードにはさまざまな意見が

その後は、各テーブルで出た意見を全員で共有する時間に。それぞれの意見に対して、下道さんや他のテーブルから質問や意見が飛び交い、どんどん盛り上がっていきました。
全員の意見が出揃ったところで、下道さんから実際、その商品を上市するに至るまでの戦略と戦術について解説があり、熱心にメモを取る参加者の方もいました。さらに、実際どうだったのかという「正解」を見つけることがディスカッションの目的ではなく、あくまで各自が自分ごととして思考と議論を重ね、結論を出すことが大切というメッセージも。

【Day1】ユニークな取り組みをする航空会社の狙いは?

続いて「経営戦略」。とある航空会社の基本理念やユニークな取り組みを紹介した上で、「こんなサービスをするのは何故?」についてディスカッションが始まりました。
顧客の立場に立って自身の搭乗体験を思い起こし、経営者や従業員の立場をリアルに想像した上での意見交換。テーブルごとのディスカッションは2回目ということもあり、短時間ながら結論まで導き出したテーブルもありました。こうして、賑やかなうちにDay1は終了。


1回目以上に活発な意見交換ができた、テーブルごとのディスカッション

終了後もほかの参加者と名刺交換したり、下道さんやアンバサダーとのお話が弾んでいました。

【Day2】オンライン復習勉強会での振り返り

【Day1】の2日後、平日の夜に【Day2】と称してZoomを使った復習勉強会を行いました。
※グロービスでは授業の後に学生同士で復習勉強会を開催することを推奨しています。
【Day1】で実践してきたように、自分の頭に浮かんだことを、ちゃんと口に出してみる。その上で他の方からの意見に触れたり、自分の意見へのフィードバックを得てブラッシュアップを続けることは、絶対的な正解のないビジネスの世界を動かしていくために必要な学びです。

復習勉強会でも、その点を踏まえた振り返りをそれぞれに行っていただきましたが、しっかり理解できたと思っても案外抜けているポイントがあったり、新しい考えが浮かんで来たりと、参加者の皆さんも振り返りの場を設ける大切さを実感してくださった様子でした。以下、参加者から後日寄せられたコメントを一部ご紹介します。

  • 限られた時間で考え続けることは思考の全力疾走のようで、疲れたけれども新鮮だった

  • 自分が抱えている課題を解決するには、マーケティングに関するスキルだけではなく、リーダーシップやコスト管理など、幅広いスキルが必要になることが分かった

  • 2日後に振り返ることで、新たな発見もあり、復習することの大切さを実感できた

最後はアンバサダー3名から、グロービスでの2年間を通して気づいたご自身の変化や、家庭や仕事と学びを両立させるコツなど、ざっくばらんにお話いただく時間も。笑いあり学びあり、あっという間の60分でした。
このようにして、2日間にわたるワークショップは無事に終了しました。
ビジネススクールに対して少しハードルを感じていたという方から、「アットホームな雰囲気でディスカッションができて楽しかった」・「実際に卒業した方のリアルな声を聞けたことで、親近感がわいた」といった声をいただき、今後も首都圏のみならず全国で開催したいと計画しています。

今回ご参加いただいた皆さん、伴走いただいたアンバサダーの皆さん、本当にありがとうございました!

最後は参加者の皆さんで集合写真を撮影しました