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アメリカ大学院日記13_このプログラムは本当によくできている

大学院に入って初週はオリエンテーションだったのだが、その時に今の学校のfounder(創設者)のビデオを見て感想をまとめるという課題があったのを思い出した。50代?60代?くらいの女性のfounderが「なぜこの学校を作ったか」「この学校はどんな学校で何を大事にしているか」を語るビデオを見て、ふむふむと感想をまとめたのだが、その時の一節がふと先ほどよみがえってきた。それが「Learn by doing(やることで学ぶ)」という言葉だ。


入学して1か月ちょっとだが、確かにこの学校の学びはdoingによって作られている。1週目から動画を撮る課題が出てzoomでしゃべって録画したし、その後も何かを読んで学ぶ、テストするというのは無く、すべて調べてまとめる、プレゼンをする、●●する・・・というアクションラーニングというものでできている。


ちなみに今も「リサーチ(研究)」というものが何かわからないのに、すでにリサーチを進めるプロセスに入っている(笑)今週私がやらなきゃいけないことは、データ集め(アンケートを作成して、対象となる方々に回答のご依頼をすること)だ。本当は統計学を学んだり、統計手法について学んだりしてからやったほうがより良いのだろうけど、とにかくdoすることが求められ、その結果として学ぶ。まぁ、doするために調べるし人にアドバイスも求める(この間instructorを捕まえて10分くらいzoomで相談した)から、一番学ぶ方法だと実感してはいるのだけれど。つまり何が言いたいかって、本当にこのプログラムはよくできている。


あと、同級生とのコラボから学ぶ機会も多い。それもfounderのビデオで触れられていた気がするが、本当にそう。一般的にオンラインのプログラムだと同級生とのコラボレーションやグループワークの無いコースも多くある中、私が今通っているプログラムはグループワークも毎週のようにある(無理のない範囲だけれど)。おかげで明日の夜はアメリカに住むクラスメイトとミーティング予定だし、そのために一緒に準備したりして、それはそれで楽しいし、距離も近くなるし、lonelyじゃないから続く。(オンラインプログラムは卒業まで走り切れない率が相対的に高い。皆一人で頑張り切れなくて離脱する。)


ということで、1年間でインテンシブなコースな上に学びのための仕掛けがあちこちになされていて、さすがeducationをよく知る人々が作っているコースだなぁと実感している。一方で、最近はむくむくと「1年で終わってしまったら短いなぁ・・・もっと学びたい気がする」という気持ちも実は湧き上がってきていて、それをどうするかはこれから決めたいと思っています。