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ジュネーブでレストラン探し

新しい土地に住むと、その地域の美味しいレストラン等を開拓したくなる。また接待やデート等、土地勘がないアウェイな環境下であっても、及第点が得られる会食をセッティングする必要に迫られるかもしれない。本稿では、そんな悩める男性達向けに、ジュネーブにおけるレストラン選びの指針について考察してみた。

情報源

食べログやRettyはないので、代替サービスとして、例えばTripAdvisorやGoogleマップ等を利用するのが良いと思う。評価(星の数)と評価数を参考にする。サンプル数が多い方がランダムエラーがおこる確率が少ないだろう。また昨今インスタの投稿は重要である。グルメアカウントをフォローするだけで、写真付きの情報が簡単に手に入る。

価格帯

小洒落て、かつカジュアルなレストランとなると、飲食併せて客単価が100CHF以下となるお店を選ぶのが妥当だと思う。東京で言うところの、客単価8,000円以下に相当する感じか?ジュネーブは物価が高いので、いかにコスパの良いレストランを探すかが肝になる。

ロケーション

1. 景観(特に夏季)
ジュネーブで景観が良いのはレマン湖〜ローヌ川沿いだろう。テラス席からレマン湖を眺めつつ食事ができたら最高かよ。ジェットはしばしばライトアップされており綺麗である。旧市街のサン・ピエール大聖堂の周囲も悪くないが、石畳の坂や階段を登らなければいけないので、同伴している女性がヒールを履いている場合など注意が必要である。パキ地区は街並みが汚いので、食事の目的によっては避けた方が良いかも。

2. 職場からのアクセス
例えば私の同業者だと、職場は概ね新市街のNations周辺にある。仕事帰りの会食となると、職場からトラム・バス1本で行ける場所が望ましい。8番のバスや15番のトラム沿いが有力だろうか?赴任後なるべく早いうちにジュネーブ公共交通(TPG)のルートを把握することが望ましい。

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食事内容

スイスと言えば、チーズ料理が代表的である。「チーズ・フォンデュ(or ラクレット)食べに行かない?」と言うチーズ・フォンデュ・ルーティンは試したことがないが、日本からの出張者相手にしか使えない気がする。またジュネーブで有名なフォンデュ店は立地が良くない。悩ましいのは価格帯をfixすると、味とロケーションがしばしばトレードオフになる点である。どちらを優先させるかは、食事の目的次第だろう。

日時

日曜日や祝日の、特に昼はレストランが案外閉まっているので注意が必要である。パキ地区などに選択肢が限られてしまう。

メニューの表記

ローカルすぎるレストランだと、メニューがフランス語でしか書かれていないことがある。フランス語のメニューが読めずに、狼狽し、醜態を晒すのは避けたい。Expatsがよく行くレストランは英語表記がされていることが多く、その点は無難だと思う。

具体例

能書きはいいから、さっさと店を教えろ!という声が聞こえそうだ。実は著者も、これだ!と胸を張って言えるお店にはまだ出逢ってない。あくまでも参考程度に、いくつかお店を紹介したい。

ローヌ川の中にあるレストランである。店内からでも眺めが良いが、テラス席がオススメである。味は普通。日曜の11:00から40CHFでビッフェをやっており、日曜ランチの数少ない候補である。

レマン湖のほとりのイタ飯屋である。テラス席からの眺めが良い。味は可もなく不可もなく。生牡蠣が食べられるが、小ぶりで食べた気がしない。店から出ると広場があり、レマン湖の夜景を眺めながらおしゃべりできる。反対にジェット側に行くのもあり。

Confederation Centreの2階にあるフレンチ?である。魚介類が美味。牛の骨髄などスイス伝統料理が食べられる。ワインの種類が豊富。テラス席が中庭にあるので、車や人通りにムードを壊されない点は良い。

テラス席でも店内でも雰囲気が良い。レマン湖沿いにも近く、旧市街の丘の麓なので、どちら方面にも行ける。ここもスイス料理。

2軒目に適したバー(昼はカフェ)である。DJが爆音でクラブミュージックを流している。カクテルがインスタ映えする。ちなみにこの店の少し先にシーシャ・バーもあるので、シーシャ好きには良い選択肢かもしれない(個人的には受動喫煙の観点から勧められないが)。

Globusの裏からエレベータで8階に登るとあるレストラン&バーである。テラスからの夜景は抜群の眺めである。2軒目向き。23時頃からナンパ・バー化する?ので、その頃には切り上げるのが良いだろう。

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