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「ペンキ屋からエンジニアへ」私の転身ストーリー

こんにちは。グローバルウェイのビジネスアプリケーション事業部のSです。

この記事では、ちょっと変わった経路でIT業界に足を踏み入れ、エンジニアへと転身した私のストーリーをシェアします。 新たなキャリアの模索中、あるいは未知の分野への一歩を踏み出そうとしている皆さんに、 少しでも勇気やヒントを与えられたら幸いです。


ペンキ屋としてのスタート

家業は親父が一代で築いた塗装業。
小学生の時は「大人になったらお父さんと一緒にペンキ屋になる」と七夕の短冊に書いていました。

親を喜ばせるため、そして私自身も家業を継ぐのが一番楽だと思い、 大学へは行かず、工業高校の建築科を卒業しすぐにペンキ屋になりました。

若造に厳しく指導する先輩職人にもまれながら、一人前に仕事ができるまで5年ほど。 楽に仕事もこなせるようになり、親父から見積もりや請求のやり方、工務店との付き合い方などを学びながら、順調に親父からの引き継ぎを進めていきました。

パソコンとの出会いと熱中

ちょうどその頃、高校時代にほぼ毎日を一緒に過ごした親友から、パソコンを進められました。最初はめんどくさそうなので拒んでいましたが、親友はなぜかしつこく勧めてきたのです。

「S なら絶対パソコンにハマるよ。」
「プログラムとか絶対に向いてる。」
「長年付き合ってきた親友が言ってるんだから、だまされたと思って、パソコン買ってみようよ。」

親友より

それまでも一度も私を否定したことがなく、失敗しても常に励ましてくれた友人が言っていることです。「聞かないわけにいかない」という思いもあり、当時流行りであったエプソン製PC98を購入しました。

今考えてもなぜ親友がそう思ったのか、「S の特性がわかってる上での直観だよ」とのことでしたが、自分よりも自分のことをよく知ってくれていることへの感謝でしかないです。

親友の予想通り、私はパソコンへのめり込んでいき、平日の仕事終わりや休日はパソコンに熱中。パソコンが楽しくてしょうがない日々が始まりました。

ペンキ屋からエンジニアへの転身

一方で、バブル崩壊の影響を受け始めペンキ屋の事業は徐々に縮小。 7人いた職人さんも徐々に減らしていき、ついには親父と私だけになってしまいました。それから数年後、 親父から解雇を言い渡されてしまいました。

父親から半年の猶予をもらい、転職活動を開始。休日のほとんどをVisualBasicやJavaなる言語と戯れていたほどには待っていた機会。

そこで転職するならこれしかないと思い、プログラマーの求人に応募しまくりました。その当時の需要も相まって、いくつかの企業から内定をいただくことができました。(すでに29歳。)

プログラマーとしての試練

しかし、やはりプロのプログラマーはそう甘くはなかった。 先輩プログラマーの多くは私より年下で、日々成果を上げており、 私はと言えばこれといった成果が出ぬまま時が過ぎていきました。

そんな矢先に社長より客先常住命令で「リーダーとして5名のチームを率いてほしい」と。「日々劣等感で、リーダーなんて無理」と思いつつ、一先ず受諾しました。

ですが、業界に入ってまだ数か月。「何の実力もないし、この業界には向いてないかも。」「やめるなら早い方がいい。」 この世界では難しいと感じ、次の転職先を探し始める毎日となりました。

先輩との対話と自信

そんな折、現場の担当者から飲みに誘われました。 その方は私の親父と同じくらいの年で、業界の大先輩。実装方式など技術的な議論でよくぶつかっていた人でした。

先輩:「S 君はこの業界は何年目かね。」
自分:(正直に)「まだ半年ですが。」
先輩: 「あのーS 君。そのジョーク寒いんでww。ということは6年目くらいかな?」
自分: 「いや本当に半年です。」
先輩:「まあ、言いたくないならいいよ。」

乾杯直後の先輩との会話

…. 意外とできてる?
結局その件は信じてはもらえなかったのですが、先輩との技術談議で楽しいひと時でした。

このことで、思っていた以上に成果は上げられているのだなと気づき、目標を持って仕事に集中できるようになりました。 下の子たちとの信頼関係も深まり、生産性も高まり、お客様からも評価いただけるようになりました。

きっとこの時、今まで知らずに踏み続けていたブレーキを外せたのだと思います。 これをきっかけに私のエンジニア人生がスタートしたように思います。

おわりに

私のキャリアは家業である塗装業から始まり、高校時代の親友からの提案がきっかけでエンジニアとなりました。

未知の分野への挑戦は不安や恐れを伴いますが、それは同時に成長や新たな出会いの機会でもあります。何事も最初から完璧である必要はありません。

新しい道を歩むにしろ、今の道を歩み続けるにしろ、自信を失う瞬間やつまずきがあっても、周囲の人々の支えを受けながら、新しい気づきを得て、その過程を楽しむ心構えで、急がずに歩んでいくことが大切ではないでしょうか。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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