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こどもに好き嫌いをなくそう!とはいわないでほしいということ

profile:おうち+まゆこ
楽しい暮らしであることを大切に10歳と7歳の娘のふたりを子育て中。おうちのごはんはこころとからだを作る基礎。どこのおうちにもある材料で毎日作れる無添加のごはん作りをこころがけています。練馬区の認可保育園でごはん作り担当。おうちの無添加料理研究家。こころをケアするアートセラピストの資格取得。料理教室・台所整理のススメの【暮らしのねっこ】

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個性化・多様化の時代、いかに自分らしく生きるかを一番に考えることが現代の生き方、というより本来の人の目指すべき生き方だと感じます。それは、生き方だけでなくて、食べ物の好き嫌いにも当てはまりそう、と考えている今日この頃です。

職場の保育園にも宗教上の理由でお肉を食べない職員やこどもがいます。アレルギーが原因で大好きな食材でも食べられない子もいれば、形状を工夫しないと呑み込めない子もいます。また、近年ではグルテンフリー、ビーガン、ベジなど、健康や環境に対する思想上の理由で食を制限する場合もあります。

どの場合であっても、より自分の身体(ひいては考え方も含め)に合わせた食べ方、生き方にあわせて制限をかけた食生活を選んでいるといえると思います。そう考えた時に、食のえり好みは果たしていけないことだと言い切ることができるのだろうか?と、ふと考えてしまいました。

「嫌いだからいらない!」と言われると食事を作る側のこちらもなんだか身構えて「食べなさい!」と反論したくなるような気がしますが、言葉を巧みに使えるようになった大人が同じことを表現するとすれば、「苦手だから」「得意でないから」などと言うのだと思います。大人に対してそれでもなるべく食べるように勧める人はいませんよね。


こどもの食事で大事なことは大きく2つくらい

野菜を食べない子は風邪を引きやすく、引いたら引いたで長引きやすい、ということはよく知られている話なので、なるべくならば残さず食べてもらいたいのが親心。

うちの子は幸いにして二人とも小さいころは好き嫌いがほぼなかったためか、保育園から体調不良での呼び出しがかかった記憶がありません。(忘れているけれど数回くらいはひょっとしたらあるかも??)やはり、よく食べる子は元気で過ごせることは実感としてありました。

そんなわけで、よく食べるに越したことはありませんが、やはり食事で一番大事だと思うことは、『安全性』と、『食事を楽しむ』ということのふたつが大事なことだと思います。

嫌々ながら口にしたところで、栄養価の恩恵よりも気持ちが落ち込んだ分、免疫力が下がって具合が悪くなってしまいそうです。嫌々摂取するのは、何かあった時の切り札、病院にお世話になる時のお手当で、薬や点滴で救ってもらう場合にとっておきたいと思います。


大人の役割はこどもに合わせた工夫してあげること

親や周りの人のできることは、まずは苦手な理由について本人の考えを聞いてみましょう。その上で調理の工夫で対応できそうであるならば試行錯誤してみる。それでも苦手な場合は他の食材で栄養素を補うこと。食べず嫌いであることや、ある時から急に苦手ではなくなる場合もあるので、様子を見続けながら声をかけることも忘れずに。気が進まないものであっても「一口だけ食べてみない?」という地味な交渉はよく我が家で食事の最後の最後で日々使う文句です。つまり、こどもの個性に合わせて工夫をするのが大人の役割ではないでしょうか。

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(朝の10分料理。朝ごはん兼お弁当のそぼろかぼちゃ)

食べられないものがあることで、叱ったり好き嫌いはいけないと決めてしまうことで食べることが嫌いになってしまっては健康に生きる目的からはまるで本末転倒になってしまいます。

例えば、残したらバチがあたるとか、作物を作った人たちに申し訳ない等の観点もありますが、元気に育ってからまた後で考えてもらいましょう。むやみに残菜をださないよう、個性に合った献立作りも親の役目かなと思います。食べられるものから進めて楽しい食事の時間を過ごせたらいいなと思います!

また逆に、牛乳は日本人の腸に合わないとか、牛乳は牛の子の飲み物である(人が飲むのは母乳)という考え方がありますよね。わたしも理屈上は全くその通りであると思うので、学校給食で毎度牛乳が付くことには疑問を感じていますが(もしわたしが今、食事中に牛乳を飲めと言われたら献立に合わない日が殆どなので飲みたくないなーと。)、うちのこどもたちは牛乳が大好き!そのことについては、今は身体にあってるのかなと考えることにして、弊害が見られない限りは気にせずにあげようと思っています。そのかわりという訳ではありませんが、ジュースはお出かけや特別な日だけのお楽しみにしています。

好き嫌いとは別に、水分だけはまめに摂らせたい

こどもたちの通う例年は夏期だけだった学校への水筒の持参が、今年度は感染症対策で通年持参可能になりました。下の子はしっかり飲んで空っぽにして帰ってきます。ところが上の子は、来る日もせっかく持たせた水筒を来る日も満タンに近い状態で持ち帰ってきます。風邪の予防のためにもこまめに飲んでほしいと毎日言い聞かせましたが、水筒の存在すら忘れているようで何日も持ち帰らないなんて場合もありました。そうこうしているうちに、上の子だけ、なんともハッキリしない軽微な症状の風邪を引いてしまい、治るまでダラダラと5日もかかりました。おまけにひどい便秘にもなっていました。どうやら学校のトイレが苦手だそうで、あまり行かないようにしているとかなんとか…。

こどもは大人よりも水分量が多く、発汗量も多いので水分バランスが崩れやすく小さな子ほど脱水状態になりやすいそうです。
水分摂取は空腹がお知らせしてくれるのとは違って意識しないとうっかり忘れることもあるので、夏の熱中症の時期だけでなく、冬のこの時期も気を付けたいことです。家にいる間だけでもしつこく勧めていこうと思います!(こどもも懲りたのか、自分から手元にお茶を置くようになりました笑)

おうち+まゆこ

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