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古来の日本の伝統であった大家族連帯制度の復活。

日本には多くの問題がある。
その中でも、少子高齢化問題、老々介護、孤独死などは誰もが深刻な問題として考えている。

少子高齢化の原因は、出生率の減少による少子化と高齢者の増加にある。
日本は1971年(昭和46年)~1974年(昭和49年)の
第二次ベビーブーム以降、ほぼ毎年のように出生率が下がっており、
今では1.5をきっている。
高齢者と呼ばれる65歳以上の人数は増加しており、
このまま少子高齢化が進めば、
2025年には日本の人口の3人に一人は高齢者になるといわれている。
では、なぜ、少子高齢化が一気に進んでいるのだろうか?

若者の未婚率の増加、晩婚化、女性の社会進出、
子育てへの金銭的不安などからくるといえる。
未婚率は年々増加しており、男性は約5人に一人、
女性は約6人に一人が生涯結婚をしないという結果がでている。
結婚しても30を超えたからの人がおおく、
子供を持つことができない家庭が増えている。
昔の日本では、男性は家族を守るために公的に働き、
女性は立派な花嫁になると決意し、家事、育児のために励んでいた。
しかし、今の日本は女性も社会に進出するようになり、
育児と仕事の両立が難しくなっているのが現状である。

一番大きな問題としては、「核家族化」にあると考える。
かつての日本は、三世代が一つの家で暮らす、大家族が当たり前であった。おじいちゃんおばあちゃんは豊富な知識と経験を現役世代に受け継ぎ、
現役世代は働いて家族を守る。
未来の子供たちはおじいちゃんおばあちゃんから世代継承する。
ちゃぶ台一つ囲んで三世代が仲良く暮らすことなど当たり前であった。
しかし、今はたとえ家族であっても気をつかい、
かえってストレスになるために
それぞれで暮らすようになり、核家族化がすすんでいる。
敬慕世代の方々は老後の不安にかられ、
現役世代は仕事に忙しく経済的にも余裕がないため、子供を産めない。
このままでは、日本は衰退する一方ではないのか?

そこで私たちは、昔の助け合いの心を取り戻し、
三世代、四世代と共に「大家族連帯制度」を復活させようと
取り組んでいる。
実際に北海道においてモデルケースができている。

歳をとって病気になり、病院にいけば三か月間のたらいまわし。
最終的には老人ホームなどの施設にいれられ、
期間が過ぎれば追い出される。
入居者同士のいじめ、喧嘩も後を絶えない。
施設運営者側の入居者に対するいじめも数多くある。
お金優先ではなく、他人のことを優先する
「愛情」があれば変わるのではないだろうか?

私たちは、日本の大きな問題を解決するために、
愛情主義に基づいた、大家族連帯制度を目標として広げようとしている。
古来の日本の伝統であった大家族連帯制度の復活なくして
日本の未来に希望はないと考える。


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