大学までスポーツに人生を捧げてきたから言えること

 小学校1年生から大学まで野球を続けていきました。夢は何か尋ねられると「プロ野球選手」だと速攻答えていた少年でした。高校は古豪千葉経済大学附属高校で、大学は一年上に2016年ドラフトで注目の的であった佐々木千隼さんがいた桜美林大学でした。余談ですが、千隼さんの球を受けたことがあります。笑

現在、大学でスポーツをしている学生は多くいますが、学業優先であるべきなのにもかかわらず、指導者が部活優先のルールを設けたり、就職活動を理由にしても、就職活動を優先させてくれないことがあると聞きます。僕の大学は幸いにも、理由を話せば理解をしてくれていました。そんなスポーツ学生の皆さんの背中を一押ししたいと思い、今回この記事を書きましたので、お付き合いください。

スポーツしかしてこなかった自分には自信が持てる強みがなかった

大学時代は高校で野球指導者になるために学生コーチにポジションを変え、日々取り組みました。しかしながら、夏休みや春休みの長期休みにも関わらず毎日7時から20時までグラウンドにいることを無駄だと思ってしまい、突然燃え尽きてしまったのです。他のことに路線を切り替えようと思ったときにあることに気がつきました。それはスポーツしかしてこなかった自分には強みがないということです。それがきっかけで、留学に行くことを決意したのです。というのも桜美林大学を選択したのは、英語教員免許取得と野球が両立できるという理由でした。いままでろくに勉強をしてこなかったので、英語を勉強したいと思ったのもあります。

 実際に留学に行くと勉強だけではなく、ボランティア活動にも励み、経験のある野球指導で地元の中学校で野球指導のボランティアを行いました。野球のない毎日は時間が余るくらい色んなことができると幸せな気持ちでした(笑)スポーツマンの友人がほとんどでしたが、留学に行ってからは、共通点が英語になったり、海外になったりして、自分はどれだけ狭い世界にいたのかとそこで新たな気付きも生まれました。

 留学中に過去の自分の習慣と留学中の習慣を比較すると面白いことに、留学中の方が習慣の項目が多いのに気づきました。これらを踏まえると、狭い世界で当時までの21年間、他のことにも目を向けていればよかったと後悔する部分ありました。狭い世界って思いたくないと思いますが、スポーツがなかったときのことを想像するとどんな世界が見えますか?もしスポーツがない世界を想像できないとしたら、あなたは狭い世界にいるのかもしれません。


そこで、スポーツ学生に質問です。

今後、スポーツでお金を稼ぎたいですか?

もし、スポーツで食べていくと答えたのであれば、大学で結果が出るようにスポーツに励んでください。しかし、スポーツで食べていかないと答えたのであれば、このままでいいのか自問自答してください。その先に新たな答えが待っているはずです。


環境を変えて、新たな出発をする

 スポーツに依存するのはやめた方がいいというのが究極的な答えです。10年以上もスポーツを続けてきたあなたにとってスポーツがなくなったら相当不安ですよね。しかし、スポーツで食べられるのはごく一部の人間であり、タイミングや運などもあります。大学生で進路に悩んでいるあなたは今後どのような人生を送りたいか、どんな職につきたいのか。それらに必要な能力が問われてきます。考えてもわからない場合は、環境を変えるといいでしょう。

例えば、、、
・スポーツをやめて、プログラミングの授業を受ける
・飲み会に行くのではなく、美術館に行く
・アルバイト先を変えるなど

 環境を変えて、見ることで、新しい視点で物事見れるので、新鮮な気持ちになります。おそらく僕が悩んだことで、あなたも悩んでいると思います。しかし、その悩みはあなたが成長している証です。もし、環境を変えて、悩んだら、あなたは成長しています。成長すると、また新しい景色が見えます。自分を停滞させていた環境から抜け出すことができたことが大きな一歩であり、今後50年以上続くあなたの人生において、この決断をして良かったと歳を重ねた時に、思えるのではないでしょうか。

最後に

 ここまで読んでいただき、誠にありがとうございます。人は期待されると応えないといけないと思うではないでしょうか?しかし、期待というのは相手が勝手にしていることです。確かに支援をしてくれた方への感謝の気持ちを忘れてはいけませんが、あなたという人間に対して支援をしてくれているので、仮にスポーツをやめたとしても、しっかりとした理由があれば理解してくれると思います。この記事があなたにとって一押しになっていれば幸いです!

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