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ストレスと上手く付き合う方法



今あなたはストレスと向き合い、辛く苦しい思いをしているかもしれませんし、何もかも投げ出して逃げてしまいたい…

そんな風に自暴自棄になったこともあるかと思います。


それでも逃げ出さずに、あなたにはストレスやその原因と向き合っていただきたいのです。
なぜならストレスは、あなたが成長するための「糧」になるのですから。

考え方を変えるだけでストレスが体にもたらす害も軽減する事が出来ます。

ストレスは社会で人と関わり生きていく上で、誰もが必ず抱えるものです。
そして、いくら避けよう逃げようと思っていても、人との関わりは絶対に避けることはできません。


他人との関係でストレスに振り回されて、自分1人で「苦痛」を抱えたまま殻に閉じこもっていくのか。


自分の時間や人生を自分のために、自分らしく生きるために、ストレスを「成長の糧」としていくのか。


あなたがあなたの人生や、生き方を選ぶ方法はたくさんあります。


もしも今、人間関係にストレスを感じていて、苦しい状態から脱出したいと真剣に思っているならば、ここにご紹介する方法をぜひ試してみてほしいです。

少しずつでも前へと踏み出し、「あなたらしさ」を取り戻していく役に立つことを心から願います。


1まずストレスとは何なのか

・言いたいことが言えずに、言葉を飲み込んだこと
・どうして理解してくれないのだろうと悶々としたこと
・本意ではないことを我慢したこと
・ビジネスシーンで感情を一生懸命抑えたこと
・ある人との関係が思うようにいかずにイライラしたこと…


あなたにも、こうしたことがたくさんあるのではないでしょうか。


ストレスに対処するスキルや手段を身につけ成長した先には、
人との関係がもっとスムーズになり、そして自分を自由に表現し、人と理解し合える関係を築くことができます。
それが実現すれば、どんなに毎日が楽になるでしょうか。

ストレスはまず、簡単に説明すると

ストレッサー(外部からの物理的、心理的刺激)

フィルター(あなたの価値観や捉え方)→蓄積されず消化


ストレスとなり蓄積

といったメカニズムで成り立っています。
注目すべき部分はこの「フィルター」です。

このフィルターによって、ストレスとなるのか、何も蓄積せず消化できるのか振り分けられるからです。

つまりは、「自分自身で振り分けている」という事です。

2ストレスを感じやすい人とそうでない人との違い

簡潔に言うとストレスを感じやすい人とそうでない人との差は「思い込み」の強さです。

思い込みとは、物事や出来事、人に対して「こうあるべきだ」「〜〜とは○○だ」という、独自の基準や捉え方のこと。

思い込みを柔軟に広げることができる人は、ストレスを感じずに処理することができます。
一方で、思い込みが強く、その枠を広げることができずにいると視野・思考も狭くなっていきます。


そして自分の視野・思考の範囲内と、その範囲外で起こっていることとのギャップを受け入れられないために、怒りや不安、不満、焦りといったストレスを多く感じてしまいます。


例えば以下のような捉え方・受け取り方をしがちな人は、ストレスも溜まりやすくなります。


・人が褒められるのを見て、つい自分と比較し自信をなくしてしまう
・人の小さなミスにもイライラしてしまい、なかなか許すことができない
・自分の言動がどう思われているか、人からどう見られているのかが気になる
・あの時、こうすればよかったと後々まで引きずりがちである

・自分のことより他の人を優先し、後から自分が損をしたと後悔する


よくよく見ていくとこれらの出来事の「客観的」な事実や、その事実が「思い込み」でどのようにゆがめられてしまったのかがわかります。


・同僚が褒められているだけで、2人を比較している事実はないこと
・人に対して、自分の設定している高い基準を期待していること
・自分の言動が人に見られているか、影響しているかは実際のところわからない
・現実を見ずに、「こうしていれば、きっとこうなったはず」という考えから抜けられない自分は人を優先してあげたのだから、報われるべきだという気持ちがある

小さなことであっても、起こった出来事をストレスとして感じてしまった場合には、日々の積み重ねでやがて大きな「ゆがみ」となってしまいます。

誰もが思い込みを持っている以上は、起こった出来事や人との関わりに対してネガティブな感情が湧くのも仕方のないことです。

そこで、出来事の客観的な事実を把握し、広い視野で捉えることができるかが、ストレスを感じるかどうかの大きな差になっていきます。

3ストレスを溜めない7つの過ごし方

●自分とのコミュニケーションを取る

私達は職場や家庭、友人関係など【他人との人間関係】にばかり注意が行きがちです。


それもその筈。他人との人間関係が上手く行かないからそれを改善しようとする為です。

でも上手く行かない本当の理由は【自分との人間関係=自分とのコミュニケーション】にあるのかもしれません。


人間は感情の生き物です。自分が幸福で機嫌が良い時は他人に対して寛容になれます。けれどイライラしている時には、何でもない事にカッとなって相手を不用意に傷つけてしまう事もあります。


そして「自分の行動」と「自分の本音」が矛盾してしまう事もあります。


そんな時は自分の内なる声に耳を傾け、拾い上げてやることが大切です。すると心は安定し、他者とのコミュニケーションが取りやすくなるのです。

日々の自分をいたわってあげて下さい

●相手に期待をしない

相手に対して過剰な期待をし過ぎるのも人間関係に疲れる大きな要因の1つです。

期待から外れてしまうと、
「何故こうなってしまったんだ」
「酷い…私の気持ちを考えてくれない…!」

と言ったマイナスな感情が生まれ自然とストレスが溜まり悪循環になってしまいます。


まずは自分自身が70~80点位で満足できるように、ハードルを少しだけ下げてみましょう。


そうすれば気持ちに「余裕」が生まれ、余裕は優しさに繋がります。

●一定の距離を取る

人間関係は親しくなればなる程、遠慮がなくなり我儘になりがちです。

故にプライバシーに踏み込み過ぎたり、安易に相手が傷つく事を言ってしまったりとトラブルに発展することも多々あります。

特に少人数の相手と濃い付き合いばかり続けていると嫉妬や葛藤が起きやすくなります。

良い人間関係を築く為には、程よい距離感と緊張感を保ちながら付き合っていくことが大切です。

●スルースキルを身につける

スルースキルとはストレスの原因になるもの対して真っ向から対峙して解決しようとするのではなく、やり過ごす或いはかわすという意味です。

~決して無視する事ではありません~


人のどんな意見にも必ず学ぶべき点はあります。
自分のプラスになる要因を探すだけ探したら、後はスルーしましょう。

深読みしたり気を遣い過ぎたりする事なく、丁度打たれたボールをかわすみたいに肩の力を抜いて上手く受け流すことも必要です。

大切なのは「プラスになる要因のみ吸収していく」事です。

●良い人を止めてみる

「優しい人だと思われたい」
「仕事が出来る人だと思われたい」など、
良い人を演じすぎているのも原因のひとつかもしれません。


自分の意に反した行動を取ったり偽っている時は、自分を好きになれないものです。


まわりに合わせ過ぎて本来の自分を出すことが出来ないとしたら、それは自分の人生を生きているとは言えません。


「良い人を止める=演じるのを止める」と意識してみましょう。少しずつで構いません。自分に正直になってみましょう。

●心の免疫力をつける

人間関係に疲れた時は、改めてそれらを見つめ直すチャンスだと捉えてみましょう。

マイナスには必ずプラスの要因を含んでいます。

失敗したり悩んだり傷ついたりした経験は全てプラスに転換する事が出来ます。

「心の免疫力」をつける事で今起きた事を嘆くのでは無く「次はこうしよう」と未来へ繋げて考えられるようになるでしょう。

やがて【現在が未来を創っている】という事を実感できるようになる筈です。

幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになる


人間関係に疲れてしまうと、自然と笑顔が消えてしまいがちです。

でもこの笑顔こそ、あなた自身が幸せになる為に最も有効なのです。

そしてあなたが幸せな気持ちでいれば人間関係もスムーズに行くものです。

世界中のベストセラー、アランの『幸福論』にはこう書かれています。

「幸福というものの中には、人が考えるよりも意思の力が働いている」
「幸福だから笑うのではない。笑うから幸福なのだ。」

すぐに笑えなくても、その笑顔の意味をちゃんと忘れないでいれば大丈夫。


今たとえ落ち込んでいてもきっと笑える日が来ます。「明日はいつも新しい日」です。

最初はこれらの事を試すのに慣れないかと思います。

しかし実践する事を心がけ「習慣化」してしまえば、見方や心の捉え方が不思議とガラリと変わっていきます。


あなたが笑顔で明日を迎えられる事を祈っています。

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