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エンゲージメント強化を実現するアセスメント施策とは?

みなさんの会社・組織では、メンバー全員がイキイキと主体的に働いていますか?リモートワーク促進で、より重要視されている「エンゲージメント」の向上。どのように実行していけば良いのでしょうか。
第269回グローバル人材育成研究会では、HRDグループ プロファイルズ株式会社ディレクターの福島竜治 氏をお招きし、社員の特性を可視化することによって、より戦略的に、また個人と企業がWin-Winな形で組織力強化を促すソリューションについて考えてまいりました。

エンゲージメント向上の一歩は「自立」から

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第一部では、当社代表福田より、エンゲージメント施策の課題と自立型人材育成についてお話しました。そもそもエンゲージメントとは、「従業員の会社に対する愛着や思い入れ」を意味します。個人と組織が対等に互いの成長に貢献しあおうとする関係性は、そこで働く人にとっても会社にとっても理想といえます。

ここで重要なのは、エンゲージメントという概念は自立した個人を前提としていることなぜエンゲージメント向上施策が一筋縄ではいかないのか。その原因は、日本企業で働く多くの人が「とりあえずこの会社で働き続けていれば大丈夫」という漠然とした安心感や依存心を抱えやすいことになります。このままでは、自発的に組織に貢献しようとする社員はなかなか育ちません。

そこで、自立を促すためには、3つの可視化が重要です。

①現実の可視化
自分なりの未来予測が立てられるよう、まず社会情勢を理解。
それが自分にとってどのような意味をもつのかを可視化。
②自分自身の可視化
自分にはどんな行動特性があり、どんな場面でそれを生かせるのか?
他者とよりうまく協働するために気を付けるべき点は何か?を可視化。
③社員の可視化
どんな行動特性を持った社員がどこにいるのか?
配置・再配置をする際の注意点は何か?を可視化。

①②の目的は、個人のキャリアの意味付けと自己理解です。外部環境の変化が自分の将来にどれだけの影響を与えるかを知り、自らのキャリアを自発的に切り拓いていかねばならないという認識を持つことです。そのために、自分の行動特性や強みを理解している必要があるのです。
②③の目的は、組織側のメリットである、データ蓄積&活用です。メンバーの強みを生かした職務に配置することで、組織にとっても生産性の向上につながります。また、納得感をもってアサインされた仕事に対して、責任感を持ってモチベーション高く取り組めるはずです。
この②③を実現するために効果的なのが、今回ご紹介させていただくようなアセスメントの活用になります。

戦略的な人材配置を実現させるアセスメント施策

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第2部では、プロファイルズ株式会社福島氏より、個人の自立的キャリア開発×適材配置を切り口に、本人のキャリア観とジョブマッチングを可視化するソリューションについて、PXTアセスメントを軸にご紹介いただきました。

PXTとは、人と職務のジョブフィットを実現する人材アセスメントです。個人の行動や思考の特性を数値化し、どんな環境だとやりがいを感じられるのか、本領を発揮できるのかを可視化してデータとして蓄積します。さらに、そのデータを活用して特定の職務における「あるべき人物像」(パフォーマンスモデル)を作ることもできます。

従業員のエンゲージメントを高めるためにどのように使われているか、興味深い事例もご紹介いただきました。たとえば、シニア人材の活性化。雇用環境が大きく変わる中、「リスキリング」(スキルの再獲得)は重要な問題です。シニアの熟練技術者のポテンシャルを発掘し、スペシャリストか、プロマネか、といった最も個人の特性が活かせる配置転換を実現させます。

また、若手人材のキャリア開発と育成にも活用できます。PXT特性を踏まえて個人のキャリア観を整理した上で、面談などを通して成長が期待できるプロジェクトへアサイン。加速する環境変化に対応するためにアジャイルな仕事が求められる中、「自分自身がどうしていきたいのか」を常に考え、積極的に手を挙げていける組織作りに役立てます。

個人と組織、双方の成長の実現

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エンゲージメントとは、個人と組織が一体となり、相互に成長を促進しあう関係性。つまり、ジョブマッチングによって、個人のキャリア開発と組織としての適材配置の両輪を実現できるポイントを探っていくことが重要です。

企業側は、ビジネス要求に合うスキルの再教育やキャリアパスの提示・人材の確保・適材配置を求めますし、一方で個人側は自律的な働き方の模索、新しいスキルの習得、働きがいの実現を求めています。組織の期待と本人の成長双方を叶えるためには、その人の行動や発言だけでなく、思いやポテンシャルまで言語化・可視化して理解するという総合的な視点をもってマネジメントを行っていく必要があるのではないでしょうか。

また、当社では、こうしたアセスメント実施の結果を効果的に用いて、個人と組織双方が成長していくことのできるソリューションをワンストップでご提供しています。

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「重要性はわかったが、実際に運用するにはどうしたら。。?」
「社内の既存の仕組みや研修に組み込む方法が知りたい」
こんなお悩みをお持ちのご担当者様、エンゲージメント向上にご関心のある方は、ぜひ当社までお問い合わせください。

■お問合せ先: グローバル・エデュケーションアンドトレーニング・コンサルタンツ株式会社

■上記内容に関するお問合せは、こちらから

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