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人生の感覚の道標を、辿ってみると

今年のクリスマスも通常運転、おかあサンタ任務遂行につきこれにて終了って思ってたんだけど。

くるりの初期メンバーの森さんが𝕏でこんなこと言っててさ…(森さんの𝕏の投稿画面お借りしています)。
私の知らないしむしむのご家族との話を、まさかこんな形で聞けるなんて…涙。

この5行だけで私の中の今まで言葉にならなかった感情が溢れ出して止まらなくなったので、聖夜に甘えての感情吐露をお許しください。

のっけからちょっと気持ち悪いこと言うんですが、フジファブリックの志村正彦氏(通称しむしむ)に関しては、「たぎる」とか「興奮する」とか「沼る」とか「好きすぎてしんどい」などと言う心酔ワード全て私の中でとうに超えてしまった存在で、静かに当たり前に私の中に根付いてる感じで。

好きが極限までいっちゃって、富士吉田市まで行って雨の中お墓参りもさせていただき(ご迷惑にならないよう人がいない時、短時間、サッと、もちろん撮影などせず)、彼が生まれ育った町を丸2日かけて1人でレンタサイクルで無心に巡ってね。

そこで感情をしっかり置いてくることができて、きちんと昇華できたからこそ訪れた、波立たず静かに落ち着いた感情が続く時代の到来(私史上)。
自分でも本当ここまで変わるのか…ってちょっと怖いくらいだったな。
憑き物が取れるってこういう感じなんだろな。
心に引っ掛かりがあることを、ちゃんと自ら昇華してあげるって本当大事なことなんだなって改めて感じられた瞬間でもあって。

もう昔の曲を聴いても日常的に勝手に涙がボロボロ出ることもないし、純粋に「良い曲だなぁ」「変態だなぁ(褒め言葉)」って聴けるようになってる、そんな今。

フジファブリック一辺倒だった私が、昔からずっと好きだったモノやコトやヒトにも、ちゃんと心を分散できる余裕が出てきたことが本当にうれしくもあり、逆にまたふとあの頃の情動が懐かしくなったり、勝手なもんでもうそこまでになれることはないんだろうなと今度は少し寂しく思ったり…。

私がこうなれたタイミングと、彼らがもうひと花咲かせたいと再び奮い立つ時期なのか、我が青春を彩ってきたくるりやラルクのメンバーたちの再燃のタイミングが一緒すぎて。
あまりに全てのタイミングが合うもんだから、私の気持ちが整うの待ってくれてたんかなって、まぁそんなことないんだけどそう勝手にそう思っちゃうくらい一気に私の好き界隈が忙しい。(嬉しい悲鳴)

そんな中、森さんとしむしむの接点を今だからこそ言えるエピソードを丁寧に交えつつ、しむしむの命日にこうして届けてくれるその気持ちが本当にうれしくて…。
これが去年までの私ならまだスッと心に入ってきてないと思う。そのくらい絶妙なタイミング。

そして、これから初期くるり完全復活やー!と思ってたけど、私の解釈が正しければ森さんは今回のアルバム制作のために戻ってきてくれた、言わば期間限定復帰。
本当に幻のライブになっちゃったな…。

そう、今回のアルバムが良すぎたことと、それを初期のオリジナルメンバーで演奏してくれるライブツアーということで、またわがまま言って、先日アルバム発売記念ツアーの大阪公演に行かせてもらったんです。

ちゃんと3人の音を聴きたい…!!!
本当わがままよね。
どうしようもないよね。

でも行かないと一生後悔する。
私の人生の選択は、最後はいっつもこの直感。
過去の直感が正解か不正解かは死ぬまで多分わからないけど、自分の人生に納得感を持って生きられていることだけは間違いない。
そう、くるりの今回のアルバムタイトルの如く、『感覚は道標』。

結果、行ってよかった……涙。

3人だけで奏でる「尼崎の魚」と「東京」。
思わず当時の岸田さんをそのまま被せてしまうほど青々しく吠える声に学生時代の京都が溢れて、そこに森さんの湿度と質量のあるドラムと、佐藤さんの歌いながら唸るようなベースが乗って。

おっちゃんたちの全力の青春取り戻し活劇ここにあり。
泣くやんか、こんなん泣くやんか。

ありがとう。
大切な大好きな音楽たちは、これからも私の感覚の道標です。

森さん、絶対またやってくれるはず…!!!

しむしむも笑って見てるやろなぁ。

【セットリスト】
LV69
doraneko
happy turn
I'm really sleepy
朝顔
California coconuts
In Your Life
The Veranda
ナイロン
watituti
Morning Paper
お祭りわっしょい
すけべな女の子
虹色の天使
冬の亡霊
益荒男さん
琥珀色の街、上海蟹の朝
There is (always light)
地下鉄
HOW TO GO

-アンコール1-
お化けのピーナッツ
世界はこのまま変わらない
ロックンロール

-アンコール2-
尼崎の魚
東京



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