生きてるうちしか推しを推せない

9月3日(火)

いまだにこの日記の日付を「8が…」と書きかけてしまうよ。夏が逝くね。短くて熱い夏だったね。

昨日アップしたハロコンの感想日記、たくさんの人に読んでもらえて嬉しいけれど、ファンの人は自分が愛しているものについて全然実情を知らないド新規にあれこれ言われるのは嫌だったりしないかしらと思って心配にもなっていた。

たとえば私は子供の頃からスピッツが好きだけれど、「スピッツか!チェリー名曲だよね!」とか言われると、笑顔で応えつつも内心は「あーはいはい(笑)」って感じになってしまったりする。私が今回書いた感想って、スピッツに置き換えるなら「チェリーとロビンソンはふつうにいい曲だなって思ってたけど、優しいあの子でまじハマったからライブ行ってみたー!ボーカルおじさんだと思ってたら超かっこよかったー!やばいー!」みたいな感じのノリだよなあと思って。だから好意的なコメントと一緒にRTしてくれたハロオタの方には本当に感謝したい気持ち。あげは嬢とハロオタさんの寛容さとやさしさについて語り合う。

これからも、保守的にならずに「ちょっと興味を持ったもの」をどんどん「好きなもの」にしていきたいなあと思うけれど、それだけじゃなくて、自分の「好きなもの」に興味持ってくれた人に優しくできる人になりたいなあ。そして優しく優しく沼に引きこむのだ。私をハロコンに連れて行ってくれたロッキーのように。

好きなものの魅力を伝えるためにも、文章力を磨きたいと思う夏の終わり。

今日、職場の昼食会があって、同じテーブルに座っていた四人で、夏休み中にどこに行ったかの話になった。

同僚Aが、マイルをためるのにはまっていて、マイルをためて上級会員?になるために沖縄と東京を飛行機で何往復もしたと言っていたので、驚いてしまった。ただマイルをためるのが目的なので、沖縄に着いても一切観光もしないでとんぼ返りするらしい。Aは箸をこちらに振りかざしながら、マイルのお得さを力説し、「しょっちゅう旅行する人がマイルためないなんてもったいない! ありえない!」とまで言っていたが、自分が得するためには多大な労力と時間をかけるべき、というという発想の方が意味不明だった。(ちなみに、この同僚Aはとても仕事の要領が悪い。だからどうと言うわけではない。)

同僚Bは、語学堪能で長期休暇の度に海外旅行に行く後輩女子なのだが、「お金がもったいないから海外旅行に行けない」という同僚Cに、

「だって、生きているうちしか行けないんですよー!」

と言い放っていておもしろかった。本当にその通りだなと思った。

生きているうちしか海外に行けない。

生きているうちしか推しを推せない。

それなら私は、「得する」ことを目標にする人生や、時間や労力を惜しんでやりたいことのできない人生はやっぱり嫌だ。

というわけで、誘ってもらった11月4日のアンジュルム単独観に行きます!!

たのしみだー!!

#日記 #エッセイ #ハロプロ  

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