自分のペースで

2020年1月1日(水)

起きたら10時過ぎで驚く(何日目?)。新しい年がやってきた。

台所が片づいていて(当社比)気分がいいので、お湯を沸かして、ベトナム土産の蓮のお茶を淹れる。正月らしいものを食べようと、年末に母からもらった甘辛い油揚げと餅がセットになった「いなりあげもち」をチンして食べた。

テレビをつけたらお笑い芸人が次々に出てきてネタをやっていた。基本的にみんな知らない人たちなので新鮮。ほとんどのネタを真顔で観ていたけれど、ナイツがJITTERIN'JINNの「プレゼント」をまるまる一曲歌っていってその歌詞にいちいち突っ込んでいたのは超笑った。

酒を全く飲まない元旦なんていつ以来だろう。酒がないと時間の流れがゆっくりに感じる。みかんを食べてお茶を飲みながら、年末に書き終わらなかった「2020年やりたいことリスト100」を完成させた。

下のポストを覗きに行ったら年賀状が届いていた。去年も今年も自分からは一枚も出していないのにそれなりの束だ。実家と、高校時代のまめな友人達と、職場の人達。あとは嵐とスピッツから(ハロプロは年末に届いた)。姪の写真が見られたり友人の近況がわかるのはうれしい。

就職一年目と転職一年目は張り切って職場の上司や同じ部署の人たちに年賀状を出したけれど、その気力も二年目以降は持続しなかった。だって数日後には顔合わせて働くんだよ?

職場で挨拶以外の言葉を交わしたことがないのに、毎年自分の子どもの写真を大きく印刷した年賀状(手書きコメントなし)を送ってくるおじさんがいて、子どもの写真がイヤとかではなくてただ本当に何のためにそんなことをするのかわからない。別のおじさんは「年賀状は奥さんも見るから怪しまれるようなことは書かないでくれ」とか言ってくる(注・ただの同僚です)し、いやもうただひたすら面倒くさいから職場年賀状なんかいっせーのーせでやめようよ、という気持ち。

などと文句を言いながらも、もらった枚数分の年賀はがきを買いに出かける私はえらい。

元日も営業している駅ナカの文具屋に行って年賀はがきを購入しようとするも、お年玉付きのはがきが売っていなくて結局ファミリーマートに駆け込む。去年も同じことをしていた気がして進歩がない。柿の種と豆乳と年賀はがきを買って帰る。

年賀状の返事を書きながら、6パック入りの柿の種の小袋を5パック食べた。

夜ごはんは鶏肉と大根と春雨の煮物。台所が片づいていると料理もやる気になる。

大晦日の日記を書いて、さらにもう一本note用の文章を書いて寝た。ゆったりしたよい元日だった。

12月30日から丸三日間、整体に行く以外人と会う予定を一切入れずに過ごしたけれど、まだまだいけるなという気持ち。この年末で、自分のペースで過ごす時間が自分にとっては本当に大事なのだということを改めて確認した。それがないと本当に生活も精神状態もぐちゃぐちゃになる。
今年は意識的にそういう日を作っていきたいと思う。

#日記 #エッセイ #正月

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