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初めてのツイキャス(&家計簿アプリ)

6月14日(日)

平日とほとんど変わらない時間に起きて、起き抜けにベッドでカミュの『ペスト』を読んでから動き出す。平日より少しゆっくり朝食を食べる。洗濯をして日記を書く。

思い立って家計簿アプリを始める。最近、ことあるごとに金がない金がない言っている自分に嫌気がさして、「月給から家賃や光熱費や通信費や天引き貯金の金額を引いた額を日割りすると、赤字にならないためには、一日の出費を○円以内に収めればいいんだな」みたいなことを初めて考えた。で、頭の中で、その日にいくら使ったかを計算して、○円以内に収まらなかったときは、その前後の日と合算してマイナスにならないようにしなきゃ、とか意識するようにしていて、元々数字が苦手なので、脳のキャパがほとんど金に支配された状況になり(そしてどんぶり勘定なのでぜんぜん正確に把握できない)、ねえこれを頭の中でやりくりするのに限界があるから人は家計簿をつけるんじゃない? という気づきを得たのだった。

で、家計簿。アプリめっちゃ便利。日付とカテゴリを選んで金額を入力するだけ。正確な金額を入れて手持ちの現金と金額を合わせなければと思うと絶対めんどうくさくなるので、大体の金額でいいというルールにした(結局どんぶり勘定)。いつまで続くだろうか。日記とクレジットカードの明細を見返すと、とりあえず6月分の支出は入力できたような。

私の育った家は堅実な家庭で、おこづかい帳をつけることが義務化されており、その金額と自分の財布の中身が合っていなければ月々のおこづかいがもらえず、無駄遣いはとがめられ、もちろんお年玉は全額貯金だったのだけれど、それでもこんなアバウトな人間しかできあがらないのだから教育の限界を感じる。

まいばすけっとで食材を買い、公共料金の支払いを済ませて帰宅。早速出費を入力する。支出ばかりで収入欄がゼロなのが痛い。給料日はやく来い。

筋トレをして、玄米粥を錬成し、それを食べて2017年の渡辺麻友の卒コンDVDを観た。私がいま好きで追いかけているアイドルはハロプロ(主にアンジュルム)だけれど、同じ女子アイドルとはいえハロプロとはまったく別物として見ないとだめだなという気がしたので、比較しようとする思考回路を完全にシャットダウンしてただひたすらライブとまゆゆを観た。何度観ても一曲目のソロの「初日」で号泣するし、その後に出てくる初代チームBのメンバーを見てまた泣く。あと衣装が本当にどれも全部まゆゆに合わせて作られていて可愛い。このライブではまゆゆが自分で楽曲の構成を考えてメンバーを選んでいて、他人に興味がない的に語られることもあるけれど、グループやメンバーのことをよく考えていたのだと思う。

まゆゆというとノースキャンダルが取り上げられるけれど、私はそこはわりとどうでも良かったなと思う。有言実行で自分の理想のアイドル像に近づくために努力して完璧な姿を見せてくれるけれど、ネット上や仲いいメンバーといるときにははっちゃけてて、お芝居するときには完全にアイドルの自分を捨てて振り切ってて、その振れ幅の大きさが魅力につながっていたように思う。2010年の第二回選抜総選挙で声をふるわせて絞り出すみたいにして「今のこの現状には満足していません」「もっと上を目指したいです」って言っていた末っ子キャラの女の子が、4年後に一位をとって堂々と「AKBは私が守ります」って宣言したの、思い出す度に泣ける。いつだって、ファンに彼女を好きでいてよかったと思わせてくれるアイドルだった。

卒コンのアンコールでまゆゆは、指原のコメントにもゆきりんの手紙にも全く笑顔を見せずにお礼を言っていた。最後の二曲は泣いてしまってほとんど歌えていなくて、覚悟を決めたような顔でゴンドラに乗り込んで「桜の花びらたち」を歌う後輩に見送られて空に登っていく。卒コン当日は、感極まってるんだろうなあと思って違和感はなかったけれど、引退報道があった今これを見ると、もしかしたらこのときから本当にしんどかったのかもしれないなと思ってしまった。

夜は22時頃から、初めてツイキャスで音声配信(←まだ聴けるみたい)をやってみる。誰も聴いていなくて独り言みたいになるかと思っていたら、思っていたより聴いてくれた人がいて、コメントももらえてうれしい。30分で終えるつもりが、コインを投げてもらって気づいたら一時間半もしゃべっていた。どんな流れで何をしゃべっていたかいまひとつ思い出せないけれど、声が好きな人は顔も好きだ(逆もしかり)という話とかをしていた気がする。

配信の中でも何度も言った気がするけれど、この自粛期間中、ほとんどT氏としかじっくり話をすることがなかったので、自分の話を聴いてくれる人が複数いて、コメントをくれるという時間がすごく貴重で楽しかった。日記は毎日書いているけれど、これは書けるこれは書けないと取捨選択したり、この表現は伝わらないかもとか考えて推敲しないとならないし、たくさんの人に読まれたいとかおもしろいと思われたいとかいろんな邪念も生まれてしまうので、あまりそういうことを気にせず頭に浮かんだことをぽんぽんと言葉にできるのは気軽でいいなと思った。ただ、思いついたことをぽんぽん話していると、人を傷つけることや配慮の足りないことを言ってしまいそうなので気をつけたい(性感マッサージのくだりとか直接的な下ネタの単語とか話す必要あった? 反省しよう)。

そして、終了時間が近づいているのに気づかなくて最後ぶちっと配信がとぎれてしまう。ちゃんと、おやすみなさいいい夢見てね的な感じで締めたかった。

というわけで聴いてくださった方ありがとうございました。おやすみなさいいい夢見てね。(遅い)

#日記 #エッセイ #ツイキャス #渡辺麻友 #家計簿

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