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ラフロイグとブルーベリー

ようやく今週も終わった。
自宅での仕事になれてきたと思ったら、仕事のハードルが逆に上がる。
疲れたなーと思いながら、妻とスーパーへ。

ぼくのウイスキーの予算は30ポンドで、1ヶ月くらい前にそのスーパーでラフロイグが27ポンドだったときは毎日のように買いに行き、売り切れにしてやりました(笑)
それから、1ヶ月くらいラフロイグの欠品が続いていましたが、ついに入荷していました。値段は33ポンド。
前回よりも6ポンド高い。
そして、3ポンドの予算オーバー

迷いに迷い、店の棚の前でロダンの考える人みたいになること5分。

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考えても安くはならないので、「久しぶりの入荷だからいいか」と自分に言い訳をして、ついに購入。

つまみはいつも迷う。
・生ハム系
・チーズ系
・ナッツ系
・果物系
大体、つまみの分類をするとこんな感じだが、
スーパーでブルーベリーが安くなっていたので、一緒に買った。

家に帰ってさっそく開封。

ラガブーリンのグラス(笑)に入れて匂いをかぐ。
ゆっくり飲むと、いつものアルコールの匂いの後にピート香が追いかけてくる。
バニラ、クリーミーでオイリーなスムーズさが抜ける。
最後に海藻のヨードがしっとりと包み、アルコールでポッと暖かくなる。

じっくりウイスキーを堪能した後に、さわやかなブルーベリーを食べて味をリセット。そしてまたウイスキーを流し込む。
最強無限コンボだ。

何回でもいける。

このお酒は「惚れ込むか嫌いになるかどちらか」と言われるお酒で、僕はまんまとハマってしまった。自分でもなんでそんなに好きかわからない。チャールズ皇太子もハマってしまった一人だろう。スコッチウイスキーで唯一、ラフロイグのボトルには、王室御用達マークが入っている。
ヨード臭が好きなのかなと思って、実際にヨードを匂ったこともあるが、ヨードを匂っても全然楽しくない。

あたりまえか、、、

でも妻曰く、アイラのウイスキー(特にラフロイグ)は僕の飲むペースが早いそうだ。自分では全く気付いていなかった。「(隣の島の)Juraのウイスキーは全然減っていないのにまたラフロイグ買うの!?」って言われてはじめて気付いた。
そんなラフロイグ愛はもう20年にもなってしまいました。

20年飲んで、今年はじめて蒸留所に行ってきました。
この倉庫の柱の一本分くらいは僕の飲んだ分じゃないかな?(笑)
ちなみにアイラ島の蒸留所にはこうやって大きく名前が書いています。船の上から見て場所を間違えないためだそうです。

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もしあなたが、最近ウイスキーを飲み始めて、「もう少しいろんなスコッチを試してみたいな」と思うんだったら、ちょうどいい銘柄です。
ストレート、twice up、水割り、ハイボールのフレーバーの違いを楽しめる。
今から初めての楽しみを味わえるのはすごくうらやましい。
いくらラフロイグが好きとは言え、20年飲んでいたら、一番最初に飲んだ時の感動は薄れていくものだ。

今からウイスキーを始めようと思っている人は、ラフロイグの薄いハイボールから始めるといい。ハイボールにすると、強めのアルコール香とヨード香がストレートの時ほど主張せず、食事にも合わせやすい。
「好きになるかわかんないし、安いのでいっか」と妥協して、安めウイスキーから始めると「おじさんの味」がすると感じて、もうそれ以降、ウイスキーに手が伸びなくなるだろう。それは、同じおじさんとして、とても悲しい。

僕にとってはまさに命の水。
一度はお試しあれ!




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