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最近の日記
今日見た蝶:
アゲハチョウ、コヒオドシ、ヒカゲチョウ(クロヒカゲ?)、シジミチョウ
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かの地に向かって祈るたびに、茎や葉まで白い花が咲く気がして、それもたくさんの人が祈っているから花畑のように光っていて、それが意味のあることであってほしい、と思うし、意味などなくてもいいのかもしれない、とも思う。
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千年後のわたしたちを想像する。わたしたちは青く光る巨大な魚になって空を泳いでいる。千年後の誰かがわたしたちの瞳を覗き込んで、いにしえの大地を思い、暮らしを想像する。
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天を衝く白い塔から、いくつもの布が垂らされ、風になびき、巨大な樹や翼のように影を落としている。
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雨が止まず、庭の土が溢れて流れ出てしまう。五匹の子猫たちはどこで雨宿りをしているだろう。
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自分にとって食べ物や植物の名前は、それ自体が幸福な日常のパワーを持った呪文であり、お気に入りの名前たちをそっと並べて口ずさんでみるだけで心が落ち着く。
けれどその名前自体が幸福とは程遠い記憶と結び付けられているなら、それを避け、遠ざけることになるのは想像がつく。
幸福な記憶に結び付いているものを数えられることは、尊く、得難い、と思う。