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円環

ふと思ったこと。

世界を祝福することと、世界に祝福されることは
限りなく近しいのではないか。
あるいは、祝福することと、祝福されることは
同時に行われるのではないか。

(そのような“仕組み”があるのではないか?)


「愛」というものは 「愛情」と混同され
「愛情」を与えても返ってこないこないことなど
ざらにあるのだろうが、
かろやかに澄み切った「愛」は
与えた/放出された時点で
すでに円環の中にあり、
誤解を恐れずに言えば
必ず自分のもとへ返ってくるのが「愛」なのではないか。

(それがどんな形をし、どんな香りを放ち、どんな意味を持って、戻ってくるのかはわからないけれど)


愛した時点で愛されている。
祝福した時点で祝福されている。


なら信じたいなと思う。自分を。誰かを。何かを。世界を。
信頼すれば――それがたとえば自分に戻ってこずとも――わたしが信頼したひと・ものの、ちからになるだろう。


そういうことだったのだ。腑に落ちた思いでいる。