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青井
2023年1月9日 08:11
心が静かであるとき洞窟の多くに眠る鉱物たちの囁きをきく声は光の粒となって金色の火の粉のように砕け散る心が静かであるとき湖の中心に立っている遠く――岸辺で真っ白い鹿がこちらを見ている月が昇る――水面が揺れる鹿の黒い眼の奥に青い水が湧いているのを見る心が静かであるとき時代と歴史と時間の流れる金色の川に触れるあたたかくも冷たくもない水――微生物、細胞の集合体――