空白の美学とマクドナルドの自信【日記：2023/7/19】

先日、赤羽で見かけた電柱広告が中々特徴的だったので、つい写真を撮ってしまいました。

普通あれこれ書き込むスペースに、鎮座するのはマクドナルドのロゴ一つ。空白をたっぷりと使った豪勢な盛り付け。
24時間営業の俺がいる。だから戻れ、と言わんばかりの圧倒的自信。
超国際的チェーン店としての王の風格を見た気がしました。

一方変わって、こちらはよくあるような電柱広告。
決して、悪いものではありませんが、だからといって目を引くかと言われると答えは否ですね……

個人的には、こういった看板・広告もSNSのプロフィール欄と同じで、あんまり情報を書き込まない方が良いと思う。
単純に情報が多いと、パッと見た時ごちゃついた感じがするというのもありますが、自分を売り込もうとしている感じがででしまうのも、対客向けとしては良くないんじゃないという気がするから。
後者に関しては、私が逆張りオタクなだけかもしれませんが……

どうにも、つらつらつらつら自分語りをされると、逆に意図を疑って食指が動かなくなってしまうきらいがある。
別に騙そうとしているわけではない、と理解しているのですが、言われれば言われるほど胡散臭ぇと思ってしまうですよね。
私も営業をやっていたので、良いものは勝手に売れるという幻想は抱いていないつもりなんですけど、「そんなに説明してくるのは、自身がないってことですか～www」と心のレスバトラーが首をもたげてくるのが止められない。
まあでも、シンプルだったり短くてシュールな感じにしたらしたらで、「気取ってる」「狙いに行ってる」って言うからどっちもどっちなんですけどね……

今の情報化社会、トレンドとしては詰め込み売り込み型の方が多い気がしますが、個人的にはこの空白の美学を大事にして生きていきたいと思っています。
だって、私はやれやれ系主人公が好きだから。
「俺の平穏を返してくれー！」とか言いながら、モテるのが一番カッコいいんだ、これ。