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社交としての狂い【日記:2023/09/26】

 こんなニュースの切り抜き画像がTwitterでバズッているのを見かけた。福岡のニュース。海岸で「10人全裸で10人ガーターベルト」。見出しからして既にズルい。何故集まっているのか、何故ガーターベルトと全裸が半々なのか、何故海岸なのか全てが謎。

 しかも、訳知り顔の老人まで出てくるって言うんだから面白い。まるでB級ホラーパニック映画の前半みたいだ。20年にも渡りどぎつい変態集団が跋扈していたことも、しれっと流されるし……

 惜しむらくはこちらの発言。不謹慎かもしれないが、個人的にはトップニュースを飾る程の変態がこんなことで慌てないで欲しかった。既に全裸&ガーター集会 海岸の陣を開催しているのなら、今さらご老人に局部を見られるぐらいどうってことないだろ。なんだ、結局「みんな脱いでるから俺も脱ぐぜ!」みたいな社交としての狂いなのか、と残念な気分になるから。このガッカリ感は、鬼才・狂人みたいに言われている著名人が、しれっと結婚した時に感じるものと似ている気がする。

 まあ、他人のことなので「犯罪はダメ」以上に言えることなんてないんですけど。あえて願いを表明するのであれば、狂人は骨の髄まで狂人であって欲しい。正道への腰掛けとして、鎮痛剤としての狂いではなく。
 誰もが太陽の道を歩けるとは限らない昨今、ルナティックな彼らの生き方が救いになる、そんな人もきっといると思うから。

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