ダウンロード規制とマンガ

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54144660X00C20A1CC1000/

権利を守るために規制をすることには理解できます。ですが、原因を追究してユーザビリティにつながるような方策も同時に行って欲しいとも思います。

昔は週刊誌すら簡単に買ってもらえませんでしたから、友達同士で回し読みをしたり書店で立ち読みしたりして話題を共有していました。最近では紙媒体はコンビニでもテープを張って(買う分には手あかがつきにくくなるのでありがたいです)立ち読みできず、電子書籍が広まってきて回し読みなんかもできない。あれが面白かった、これもおすすめだなんて話を聞いて、実際に読んでみて面白いからコミックスを買っていましたから、個人的には入り口が狭まったような印象も受けます。

電子書籍に関しては私も利用させてもらっていますが、読みたい本がすべてのサイトにあるわけでもなく、ECサイトとの関連でサービスが異なったりして、様々なサイトに登録したりアプリを入れたりしなければならいことに辟易しているところがあります。また、何度かニュースにも上がったかと思いますが購入したサイトが閉鎖した後の商品の取り扱いの問題。これは本当に怖い。いわゆる積読している際にこれが起きたら無期限の無気力になりそうです。その他にも価格の問題(印刷や配送に係る経費は削られないのか)など自分の中では燻ぶっています。

一方では子どもたちの本(マンガも含む)離れが進んでいるという意見も聞きます。純文学や浮世絵などと同様、日本の文化として守っていく姿勢は大事ですが、ユーザーが利用しやすい環境や方策を検討し推進していくことも大事なのではないでしょうか。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?