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Paper Shootを買った

 私はカメラが好きか写真が好きかと言われればカメラが好きなほうで、メカメカしくてかっこいいカメラが好きです。この度超メカメカしいカメラを見つけてしまいました。Paper Shootです。

 日本からはピンコイで買うのが便利です。

 見ての通り基盤丸見えのサイコービジュ。スケルトン好きに刺さりまくります。しかも軽くて薄い。画質も申し分ない。強い。

 クリップタイプのスマホレンズを買ったり、ミラーレス一眼を買ったり、超コンパクトなトイカメラを買ったりしてみましたが……。結局持ち運びやすさと写りってトレードオフなところがあり、肩を犠牲にするか雰囲気を犠牲にするかなんですよね。折り畳み傘はコンパクトだけど使いにくいのと一緒ですね。
 それと冒頭で書いた通り私はカメラが好きな人間なので「写真を撮るためだけに外に出る」なんてことはあり得ません。写真はいつも何かのついでです。ミラーレス一眼は好きな写りだけど、主目的でもないのにどこへでも持って歩くにはちょっと……。少しでも小さくするために写ルンですレンズを購入したりしましたが、あれ絞りがF10でかなり暗いんですよね。フラッシュが増えるならデカい単焦点つけたほうがいいわてなる。いや写りは好きなのでTPOさえわきまえればいいんですけど、いちいちそんなこと考えたくないじゃないですか? あとシンプルに外でフラッシュ焚いてると目立ちそうで恥ずかしくないですか? 私だけですかね……。
 そんな需要にしっかり応えてくれるこのスペック。強い。しかもかっこいい。最高では?

 でもちょっとお高い。悩みました。二日間くらい(短)。送料無料とセールクーポンを効率的に回収するため2回に分けて注文。

 届きました!

おしゃんな箱
包紙も金刷り
地味に箔押し

 やっと中身に移ります。印刷スキーは印刷が好きなのです。

本体

 紙ケース付きの本体です。なんか写真の順番がおかしいですね。でももうめんどくさい(たぶん過去一写真があるので)ので出てきた順番で説明していきますね。雑です。

中身です

 箱から出てきた状態がここで出てきました。キャンペーンでキーワードを入力するとケースがひとつもらえるというので入力しておいたのです(ちゃっかりがめつい)が、ケースをまた別に買っているので気を利かせてかレンズキャップをつけていただいたようです。

本体

 写真のキャプションが全部「本体」になるんじゃないか?
 ここでこのセットにはSDカードが付属していないことに気づきます。ピエニフレックスから引っこ抜いてきたカードをとりあえず差し込んでみたら、2回に1回はカードエラーを起こします。早々に専用カードをゲットしたほうがよさそうです。

フィルターカード

 フィルターカードも購入してみました。撮って出しがすでにいいことが売りみたいなので、じゃあ最大限あやかってみようかと……。4枚セットですが、1枚に4種類のカラーモードがあるので、合計16種類のカラーモードを拡張できます。

フラッシュ

 フラッシュというかリングライトです。白熱灯のような暖かい色です。レンズの周りにネジ止めする方式で、厚みも(薄いですが)あるので、レンズフードとしても役立ちます。

フィルターカードケース

 紙ではありますが、切り取ったカードを整理しておけるようになっています。地味に気が利いています。

切り取って使用します

 フィルターカードですが、ここを切り取って使用します。携帯のSIMカードみたいな感じになります。かなり小さいので、出先で入れ替えるのはやめたほうがよさそうだなと思いました……。

ライト側面

 完全に見落としていたんですが、もちろん本体給電ではなく、別途充電が必要です。Bluetoothヘッドホンの充電がめんどくさいと思っている私のような人間は注意が必要です。しかも1.5時間しかもちません。

プレミアムケース

 真鍮フレームがかっこいいと思ってプレミアムケースを購入。ケースだけなのに本体よりいい箱に入っています。

ぺろん

 保護フィルムをはがしたところです。

くもん

 保護フィルムをはがす前です。時空。

隙間

 なんかフレームがかなり歪んでて……。どう頑張っても下部左右に隙間ができます。個体差なのでしょうか。この時点で一気にテンションが下がってしまいます。まぁアクリル単体でも付けられるんですけど、私は真鍮をつけたかったんですよ(怒り)。
 ちなみにこのケース(というかフレーム)は側面を覆うので、ケースを外さないとファンクションカードの入れ替え・SDカードの入れ替え・電池の入れ替えはできなくなります。ケーブルとクランクの取り付けは可能。
 電池に関しては充電池を装備すればケーブルから充電できる・SDカードはケーブル経由で読み込めるので、ファンクションカードだけちょっと面倒になりますね。

ケース重量

 見づらいですが左の紙ケースが35g、右のプレミアムケースが187gです。約5.3倍の差があります。ありすぎやろ、差。ちなみに紙ケースは2,110円、プレミアムケースは16,590円もしますので、値段の差は約7.6倍にも上ります。
 私は今プレミアムケースを買ったことをそこそこ後悔しています。かわいいんだけど……歪んでるし……(自力である程度直したんですけど、残留応力とかである日いきなり折れるかもしれない)。プレミアムケースを買うくらいなら同じ値段で四隅が覆われてるヴィンテージケースのほうがよかったかも。

頼むから電池の向きを気にしてくれ

 頼むから電池の向きを気にしてくれ。基盤が見えてかわいいです。フレームは歪んでいますが………………。

フラッシュ装備

 フラッシュを装備するとこんな感じです。でけえなオイ。真鍮の色と合うかと思ってゴールドを選んだのに、絶妙に合ってなくて完全にしくじりました。黒にすればよかった……。

悲しきファインダー

 ちなみにフラッシュを装備すると、ただの穴であるところのファインダーが塞がり、撮影範囲をマジで一切確認できなくなります。これは……設計ミス……?

 とりあえず晴れた昼に試し撮りをしてみましたが、晴れた昼なのでゴーストがやばいです。

本体のみ

 本体標準装備の4つのモードです。orangeと書いてあるのがSでblueと書いてあるのがBです。
 なんか全体的にめちゃくちゃ彩度が低いですね? フィルターカード装備だともっと彩度が高くなるんですが、本体のみだと赤いソファがあんまり赤くありません。
 赤いソファと青緑のカーテンが写っているので、その辺の色味の変化を見ていくと違いが分かりやすいかもです。

Icy Chill

 Icy Chillカードを装備した状態での4枚です。微妙にカメラの向きが違ったのか、ゴーストが出てない写真があります。普通にこのほうが色味を見やすいんですけど、いかんせんプレビューできないのが売りのカメラですので、私もめんどくさくて全部撮り終わってから気づいたんですよね。
 Sの色味がいいですね。

Teal&Orange

 Teal&Orangeフィルターを装備しての4枚です。ゴーストがやばすぎて全然わかりません。
 でもまぁBの色味がいいですね。

Classic Film

 Classic Film装備での4枚。BWがもう何も見えねえになっています。
 Bの色味がいいですね。

Monochrome Elegance

 Monochrome Elegance装備での4枚。Sは少しセピアに近い色味になりますね。
 モノクロ写真が好きとはいえ、モノクロ写真だけを撮りたいことなどそうそうない気がするのですが……。前述の通り外でのカード入れ替えは危険だと思いますし、どのカードにもモノクロモードがあるので、これはあまり使わないかも……。いや素敵なんですけど……。モノクロ写真しか映えないスポットがあったら教えてください。

フラッシュ装備

 標準装備ノーマルモードにフラッシュを装備して撮った1枚。昼間なので特に意味なし。まぁレンズフードの役割をしているのでゴーストは出ていませんね。いや画角の問題かもしれないが……。

 実際お外に出て何枚か撮ってみました。夕方4時ごろです。これはたしかずっとTeal&OrangeのBで撮っています。色々変えてみればよかったのにね……。外縁部がボケボケになって面白いですね。
 SDカードを取り出さずにケーブルで写真を確認することができるんですが、iPad proでも見ることができました。iPhoneではさすがに無理でしたが……iPadのデカい画面で見ると画質が気になってしまうので、私はもしかしてトイカメラが向いていないな……。
 そうなんだよな……。不便さを楽しめるほど心広くないんですよね……。ミラーレス一眼、オリンパスのOMD-EM5 MKⅡなんですけど、レリーズどころかスマホをリモコン代わりにしてプレビュー表示までできるんですよ。セルフ撮るのにこれで慣れ切っちゃってるから、プレビュー命なところがあるし……。あと気に入った写真を撮ることがすべてなので、なんじゃこりゃーてなる枚数だけ心にダメージを負う。悲しき現代人。
 でももっと使いこなして慣れて、旅行に持っていけるくらいになりたい……。旅行時の自分の肩を守りたい……。そしてペーパーシュートにかけた43,540円の元を取りたい……。撮れるのか……? ミラーレスの3分の1もするのかと考えるか、ミラーレスの3分の1でここまでと考えるか……。いや、もう、金について考えるのはやめよう。面白くて美しくて私のように歪んだカメラを手に入れた、それでいいじゃないか……。いいのだろうか……。

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