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【2023年3月まとめ】『ふりかけ☆スペイシー』困惑、されど良/『東方project』EXTRAへ挑戦/大傑作『パラノマサイト』

3月はADVゲームが豊作。なにより『パラノマサイト』との出会いは衝撃。まさに当たり月。

・『ふりかけ☆スペイシー』

なんだこれは(タローマン)。ネオ昭和なる胡乱な時代へ迷いこんだ浪人生「さぁたん(20)」のドタバタアドベンチャー。ブラックジョークと怒られ寸前パロディがあなたの視覚に襲い掛かる。こんな作風のゲームが出てくるインディーゲームという場の懐の深さを評価したい。

・『東方永夜抄EX』

東方シリーズの良さ。それは音楽とキャラクター、そして弾幕でキャラを表現しているところ。さらに言うなら、キャラの作り出した弾幕を攻略すること。ともかく、神曲を聴きながらプレイする面白さ。難しいんだけど、それを乗り越えた時の快感は最高。今年はEXTRAもクリアできるよう頑張りたいです。

・『東方風神録EX』

個人的難所。練習に時間がかかった。

動画サイトの攻略動画は見てるけど、やはり自分で難所を超える感覚というのは楽しくてしょうがない。世間的には簡単と評される風神録、ジッサイほとんどの部分は簡単だけど、ごく一部ものすごく苦手な弾幕があってそこで躓いてクリアに時間がかかった印象。永夜抄より時間がかかった気がする。
難易度的な面白さ以外にも、弾幕の元ネタ…「なぜこういう弾幕の形なのか」を知ると、更に面白い作品。

・『東方文花帖』

敵弾幕を撮るという、弾幕そのものが美しく絵になる東方だからこそできるシステム。全体的に難しめ…というか後半になるとどんどん攻略できないレベルの弾幕。特に普段使ってる霊夢とは移動速度が全然違って操作感にけっこう苦労してる。
その代わり、一枚のスペカに対して何度も根気よくリトライしていくうちに弾の軌道が理解ってくる感覚が好き。この「のめり込んで集中していく」感じはSTGの醍醐味だと思ってる。けっこう東方作品のスペルプラクティスのようなシステムは『Celeste』のような「死んだら即リトライでゲームがすぐ再開できる中毒性」に近い。気がする。

・『メモリーガール』

座っているのが主人公のめもり。向かい合って立っているのは親友の「めしあ」。場所の移動時にこの画像が出てくるのだが、この距離感がたまらない。

東京インディーゲームサミットで出会ったADVゲーム。ゲームの中で自我に目覚めてしまった少女「めもり」が彼…つまり「ゲームのプレイヤーだった人」を探すために街を探索していく。ゲームの中という設定を使ったメタ要素を上手く使った作品ですね。これも超おすすめADVなので遊んでほしい。

・『パラノマサイト』

ほんとこのゲームはすごかった。苦手なホラーだったのに、ここまでゲームの出来を絶賛することになるとは思わなかった。このゲームを誰かの感想を聞かずにプレイ出来ただけで今月…いや今年は”勝ち”だと思ってます。ネタバレを踏む前に遊んでほしい。

・『レイズアーケードクロノロジー』

いや難……難ッ!自機の移動、レーザーのロックオン、敵の位置と攻撃、思った以上に考えることが多い。ホーミングレーザーは便利だけど、ロックオンすることに集中していると突進してくる敵や高速弾が容赦無く襲ってくる。他人のプレイで見てるのでは解らない情報量だ…!セオリーとかも全然つかめてないんだけども、演出がものすごくカッコいいので、気長にプレイしてこう。

・『Aerial Warfair』

完成Ver。自機にそれぞれボイスが当てられて、可愛さマシマシ愛着マシマシ。ゲームの雰囲気に合わせるためにわざわざボイスを圧縮して昔のゲームっぽくしてるこだわり仕様。Bルートまではクリアできたけど、エンディングが変わるらしいCはちょっとクリアできそうにないぜ。

・『バイオハザード4RE』

バイオの中でも4は超名作と謳われてたので、体験版をプレイ。これも難しい…。主に敵攻撃への回避面で「レオン!避けろ!避け…なんで避けるアクション無いんだ!?ああ、やられた…」の連続。おそらく移動のみで間合いを管理して回避するゲーム性なのだろうけど、モタモタと銃を構えながら立ち回りしてる間にやられていく。たぶんプレイ動画を見せたらみんなからセンスが無いって言われそう。なんというか、操作がおぼつかない以上に「自由に動かせないことに納得がいっていない」感覚。要するに自分が下手過ぎてゲームを楽しめてない。…そんなんでゲーマーを名乗れるのかってレベルなので、自分でも凹んでる。

農業用フォークを持ったおばあちゃんブッ刺されて何度も死んだ。

・『ファミレスを享受せよ』

深夜、試験勉強をしようとファミレスに入ったら、そこは満月だけが見える永遠のファミレスだった…。時間経過が無く、死ぬこともできない空間に残された数人という短編SFのような設定、ポツポツと他人に話題を振っておしゃべりするアドベンチャー要素が、ファミレスで駄弁っていくことにかかるデザインが非常に善い。2時間かかるかどうか(有志の方の攻略まとめ見たけど)でかなり満足度の高いシナリオでした。

・『魔導自警隊』

設定が怪文書気味な設定とドットデザインがかなり良いSTG。

敵弾自体は比較的難しめに作っているが、超スローにして、一定時間経つと敵弾がそのまま剣になってカウンターができる攻防一体のシステムによって難易度のバランスは取れてる。

大量の敵弾をモリモリこっちの攻撃に反転させるのが気持ち良すぎる。

田舎で自警団をやってる設定なので、背景が団地だったり中央線が走ってたり田舎っぽい感じがかなりノスタルジック。独特な世界観が非常にハマる。

・『REDNEG』

『コスモドリーマー』『ライクドリーマー』の作者「外の人」さんがフリーゲームで公開している作品。キャラの見た目もやはり個性的、なによりこの作品(2016年公開)の時点でかなり弾幕の見やすさを考えたデザインをしていて、作家性を感じる。
ストーリーが良く、特にエンディングがSTG特有の空気感。なるほどこういう展開もいける人だったのかと驚いたと同時に、強い納得の感情もあった。

・『CollapseDream』

こちらも外の人さんの作品。寂しがりな狩人イヨと首だけの少女マリが、世界を救うために戦うお話。まりがオプションの扱いなのだが、イヨの前で首振りするような挙動なのがちょっと面白い。首振り機能オプション。


STGやってると、他ゲームの腕がどんどん落ちていくような気もする…しない? でも一番楽しいのはSTGなのでしょうがない。
もう少しバランスを…一本くらいはRPGかアクション系をプレイした方が良さそう。

3月28日に3DSのダウンロードソフト販売が終了して駆け込み積みゲーが出来てしまったので、4月から少しずつプレイしてこうかな?と思ってます。でももう販売終了した作品を紹介してどうするんだ…?という気持ちもありけり。やりたいゲームが多すぎる…!

そして4月はなんと言っても『ロックマンエグゼ アドバンスドコレクション』の発売日! 全部できるか分かんないけど、実は1だけ未プレイ(なんで…?)なので、まずは1から順に遊んでいきたい。



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