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みかん園に1区画だけのキャンプ場開設#3  社会を良くする(少し)キャンプ場があっていい。と思った。

こんにちは。
1月も気がつけば後半戦。ようやく整地を始めました。
先週と今週現地で作業し、現在はこんな感じ。

トレーラーハウス設置場所の整地がなんとかほぼ完了。

スタートする前がこんな感じなので、

だいぶ進んだと、自分では思っています・・・。
次回は水平器持参でフラットに整え、鉄板の敷き込みです。
もともと畑だった場所なので、土が軟らかいのです。
2月初旬には、トレーラーハウスが搬入できるのではないでしょうか。

設置するトレーラーハウスはこれです。1969年製FIELD。関西の方は見たことがあるかも知れません。数年前、ウメキタ2期工事の場所でグランピングBBQがオープンしていたのですが、そこで稼働していました。内部は家具を取り払い(劣化が激しすぎて)フローリングに変更しています。

ここで何をしたいのかと言うと。

さて、2つ前の記事で、キャンプスペースを創るそもそもの理由に触れましたが、今日はもう少し深掘りしたいと思います。
農園の中にキャンプスペース創って、何がしたいの?という部分です。

前々回書きましたが、現地「下津きょうだいみかん山」は、低農薬でみかんを育てている農園です。現在の農園主は脱サラ就農した大柿さん。
キャンプスペースがオープンし、お客さんが来ても、大柿さんは農作業をしています。声をかけると、いろいろなことを教えてくれるはずです。
農業の大変さや楽しさ、みかんについて、農薬のこと、味の違いなど。
「来てくれたらみなさんに教えます」という姿勢ではなく、「興味があれば声をかけてくださいね」のスタンスです。
基本的には、『誰にも邪魔されない時間を過ごしてくださいね、素敵な景色を眺めながら』なのですが、
〝おいしいって何だろう〟とか、〝農業ってどんなものなのだろう〟とか、〝農家の人が減っていくって・・・〟とか。訪れる時期によっては山菜が採れ、自分で調理していただけます。じっと夕暮れを待って街より少し近い星空を眺めて感嘆したり、音がないことを実感してみたり。

要するに、気が向けばいろいろな気づきに出合える場所を、創ろうとしています。ここで思いや風景や味や空気や風や、とにかくいろいろなことを感じてもらって、利用してくれた人の次の日からの暮らしが、昨日よりも少し彩りを増すといいな、を込めるのです。

利用してくれる人が増えていくと、いつか、社会が少し良くなっていくかもしれませんね。

そんな淡い期待を抱いています。非日常を、みなさんの日常に混ぜてもらえると嬉しいな、と思って創ります。

今日の作業は午後から吹雪いてきたため、途中で終わりました。
次回はその他の場所も、整地を進めていきます。

ではまた!