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ひとこと読書記録・麗らかな春&初夏編

まだ五月なのに、盛夏のごとく暑い日がつづいてますね。
小説を読むのが大好きな女子大生・針夜ゆるです。

ふとnoteを放置していることに気が付いたのと、それから、「一年の間で自分はどのくらいの小説を読んでいるのか?」ということが気になったので、読書日記とか書いて投稿すればnoteを放置せずに済むうえ、読んだ冊数も正確に記憶できるんじゃないか?と思い……、まとめてみることにしました。


(自分が一年の間でどれくらい本よんでるかを知りたいので、12か月くらい続けたい所存ではあるけど……果たして続けられるのだろうか……。)


ちなみに、ここ一か月(4月後半~5月後半)の間に読んだ小説は、11冊でした!
ラインナップは以下の通り。


飛びたがりのバタフライ(櫻いいよ)


笑っていたい、君がいるこの世界で(麻沢奏)


あの日、君と誓った約束は(麻沢奏)


君が夏を走らせる(瀬尾まいこ)


太陽の塔(森見登美彦)


汝、星のごとく(凪良ゆう)


西の魔女が死んだ(梨木香歩)


すみれ荘ファミリア(凪良ゆう)


パパララレレルル(最果タヒ)


誘ゐ怪談(松本エムザ)


貰い火怪談(松本エムザ)


※感想にネタバレは含めていないつもりですが、物語の内容に少しだけ触れているものもあるので予めご了承ください。




これは、個人の感想です。





① 飛びたがりのバタフライ

『飛びたがりのバタフライ』櫻いいよ


ヒロインとヒーローが二人で家出する話。完全に騙されました(いい意味で)。「え、主人公が××で、この子の方が○○だったの!?」ってびっくり。そして、ヒロインとヒーローの家庭事情がちょっと重い……。そりゃ、二人で家出もしたくなるよね……という感じ。報われてくれ。櫻いいよさん最近わりと読んでるんですけど、個人的には作風がちょっと新鮮でした。

② 笑っていたい、君がいるこの世界で

『笑っていたい、君がいるこの世界で』麻沢奏


乙女ゲーのオタク女子高生の話。サブキャラたちのキャラが濃くて読んでて楽しかったです。面白かった。神谷さんが好きです。乙女ゲームはやったことないけど、実際はこんな感じなんだろうなって思えるくらいゲームの描写や設定がリアルだった。麻沢さんの作品、今まであまり読んだことがなかったけど好みかもしれない。


③ あの日、君と誓った約束は

『あの日、君と誓った約束は』麻沢奏


これも麻沢さんの作品。ヒロインとヒーローは昔は仲がよかったが、ある出来事のせいでヒロインは彼を嫌いになってしまう。引っ越してからは疎遠だったのに、高校で彼と再会して……というストーリー。これ、ヒロインがかなりヒーローのこと嫌ってて、読みながら、「ちゃんと最後は和解できるんだよな…? え、でもこんなに嫌ってるのに??」とハラハラしてました。

④ 君が夏を走らせる

『君が夏を走らせる』瀬尾まいこ


荒れてる感じの男子高生が幼児の面倒を見る話。年の差が好きなので、チョイスしました。「子育てってたいへんなんだろうけど、やっぱり楽しさもあるんだろうなぁ……」と思っちゃった。なんか、主人公が不良っぽかったから不穏なことにならないか、ちょっと心配だったけど終始ほのぼのしてたので杞憂でした。よかった! 鈴香ちゃんが可愛かった。


⑤ 太陽の塔

『太陽の塔』森見登美彦


普段あまり読まない系統の小説でした。ちょっと冴えない男子大学生の話。文体が硬くてちょっと難しかったけど、気が付くとひたすらページをめくってました。何でこのタイトルなんだろう?って思ってたけど、読んでるうちにわかってすっきりした。四畳半神話体系のアニメと、タイムマシンブルースは履修済みでしたが、森見さんはこの頃から文体がすごかったんだなぁ。


⑥ 汝、星のごとく

『汝、星のごとく』凪良ゆう


わりと分厚い小説だったはずなのに、めちゃくちゃ面白くて一日で読んでしまった……!(最近、凪良さんの作品にハマっています……)。序盤では重い事情を抱えつつも眩しい高校生カップルだった二人なのに、物語が進むにつれてなんだかどんどん……。「タイトルの意味はそこから来てたのか…!」とラストで感動した。北原先生が好きです。北原先生が好き。


⑦ 西の魔女が死んだ

『西の魔女が死んだ』梨木香歩


授業を受けてる間は常に朦朧としている私ですが、授業中に先生が「西の魔女が死んだ」を、ぜひ大学生のうちに読んでほしい」と言っていて、それだけはしっかりと聞き取りました。学校の帰りに本屋に行った。不登校の少女が魔女と呼ばれる祖母の家で過ごす話。大事なことを教えてもらった気がする。名作なだけあるなぁ。読後、しばらく「アイ・ノウ」の余韻が残る。


⑧ すみれ荘ファミリア

『すみれ荘ファミリア』凪良ゆう


この間、神様のビオトープを読んでからずっと気になっていて、読みたかった作品。芥のキャラが好き。その性格で作家なのは解釈一致すぎるぞ……と。シェアハウスの個性的な住人たちの話かしらと思って読み始めたら、兄弟の間の秘密や絆みたいなのもあってよかった。あと、「名前のない毒 青子の告白」という章のラストでかなり衝撃を受けたぞ……。


⑨ パパララレレルル

『パパララレレルル』最果タヒ

詩人・最果タヒさんの短編が一冊にまとめられた本。高校の時から、最果さんの書く小説が好きで、よく読んでいるけれど、この人が書く小説は時に私にはよくわからないときもあって、なんだか少し難しい。けれど、すべてを理解できない部分もサブカルの醍醐味っていう感じがして私は好きです。「限界人魚姫」と「きみはPOP」という短編が心に残った。


⑩ 誘ゐ怪談

『誘ゐ怪談』松本エムザ

まだ五月だけど最近暑いし、怖い本でも読みたいなと手に取った本。一話完結の怖い話がたくさん詰まった一冊なんですが、予想してたよりもめちゃくちゃこわかったです……。特に、私が「こっわ……」と思ったのは、「いまだから話すけど」、「カプセルの夜」、「わたしのおうち」、「ダレニシヨウカナ」という話でした。マジで納涼には良さそう……。


⑪ 貰い火怪談

『貰い火怪談』松本エムザ

まだ五月だけど最近暑いし(以下略)。「誘ゐ怪談」と同じ作者さんですが、こちらは実話系の怪談を集めた一冊らしい。不思議な話だったり、なんだかちょっと気味が悪いな、という話が多かった印象。夏にぴったりの一冊になりそうなので、夏休みになったらまた読み返してみたいなと思った。一人で留守番でもしてるときとかに読んだらもっと怖いんだろうな……。


今回の読書記録おわりです。一か月に一回くらいのペースで更新していけたらな、と思ってます。

皆さまも、楽しい読書ライフをお過ごしください!

次回は【ひとこと読書記録・夏の前触れ&梅雨編】
六月下旬ころ投稿予定です。

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