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オタクとの交流の仕方が分からない【日記】

私には6年弱推しているコンテンツがある。
アイドルマスターシャイニーカラーズである。
6年もやっていれば流石に一緒に話せる仲間の一人も出来るのが普通かもしれない。だが私にはそんな人が『ただの一人も』いない。
別に馴れ合いが嫌いだとかそんな事は全くない。むしろ常日頃から「〇〇のコミュについて話し合いてぇ~」とか思ってる。なのにただの一人もいない。
じゃあ誰かと話せばええやん、と思う人が大半かもしれないが、話し方が分からないのだ。
この令和の時代にそんな人間が存在するのかと思うかもしれないが、ネットで繋がっている人が一人もいないので繋がり方が分からないのである。

厳密に言うと人を選ばなければ恐らくつながることは出来るだろう。
片っ端から同じ界隈の人をフォローしたり、自己紹介のハッシュタグで交流したい人と繋がるなどそこそこ思いつくことはある。
しかし、自分は繋がる人を選びたい。こう書くと凄く傲慢な人間に見えるかもしれないがそういうわけではないと思う。
周りに愚痴ばっかり言ってる人間とか誰かを攻撃している人間とか…いわゆるモラルのない人と繋がりたくないという話である。

ここで過去の話をする。
自分は以前ゲームセンターで稼働しているとある対戦ゲームにはまっていた。1:1で戦うゲームではなく複数人の味方と敵で戦うタイプのゲームである。
そこそこ熱を入れてやっていたこともあってランカーと呼ばれる存在になり、同じハンドルネームでSNSをやっていた為、ネットで色んな人とも繋がることもあった。
当時のゲーセン文化ではリアルでつながる事も普通にあった。
最初のうちは仲間内で互いにゲームについて楽しく話し合っていたのだが、次第に雲行きが怪しくなってきた。仲間の一人を標的にして裏で陰口を叩くようになったのである。
恥ずかしながら自分も最初のうちは少し加担していた。言っていることに正当性があったというのもあるが、自分が標的にされるのが怖かったからかもしれない。
誰しも悪い所の一つや二つはあると思う。そこを攻撃するのは正直辛かった。
ある日、仲間内のリーダー的存在の人にそれとなく「誰かを攻撃するのはやめた方がいいよ」と言った。次の日からその標的は自分になったと感じた。
何故ならそれまで仲が良かった人から連絡が全く来なくなったからだ。
毎週のように一緒にゲームをしたり旅行もしたりしていたがそれを境に全く交流がなくなった。

私は自分を責めた。「自分の言い方が悪かったせいでこうなったんだ。自分は関わる人間を不快にする事しかないのかもしれない。誰かを不快にするぐらいなら一人でいよう。」
そう思って今までずっとやっていたそのゲームも引退した。SNSのアカウントも削除した。
別に今回の件だけでそう思ったわけではない。昔から自分は言葉が下手で意図せず誰かを傷つける事が多かった。
今回の件もその一つで、今まで学ばなかっただけの事である。

そんな感じで誰とも交流を持たなくなった。
今の交流と言えば高校の頃の友達と数か月に一回会うくらいである。

「自分が会話が下手くそすぎる事」と「モラルのない人と繋がった」という2つの相乗効果でこの経験がトラウマになり6年弱もの間、一人でコンテンツを追っているのである。

ライブに行くたびに周りで誰かとはしゃいでいるオタクを見ると純粋に羨ましいなと思う。でも誰かと繋がる勇気がどうしても持てない。
正直一人でコンテンツを追いかけるのも結構きつくなってきた。
他に熱中できるコンテンツがないから惰性で追っている状態になっている。

このまま火が消えるのを静かに看取るしかないのかなと思ってこの日記を書いた。
自分で行動を起こさないと何も変わらない。そんな事は分かってる。それなのにこんな日記を書いて足踏みをしている時点で自分は終わりなのかもしれない。

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