リスクヘッジに国内生産を(5月17日分)

おはよう、うちの島の紫陽花は来月咲くかな。
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☆過去7日の感染者数平均
東京:21.4人(解除目安10人)
大阪:7.4人(解除目安6人)
北海道:9.2(解除目安4人)
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◽️筋道
台湾半導体の大手TSMCが、アメリカでの生産拠点建設を正式発表。

◽️何故アメリカに
「世界の工場」中国生産のリスクが、パンデミックによって浮き彫りに。この猛威以前から、アメリカ政府は国防の観点等から半導体の国内生産のため、IntelとTSMCに工場建設を打診。建設費用の高さから合意には至っていなかった。

◽️事が進んだね
アジア依存の危機感が上昇、高額な建設費用の補填となるような政府の投資・税免除などを提案し今回の発表に至ったと考られる。

◽️日本は…
日本も中国(最近では米中貿易戦争の影響でベトナムも増加)等に生産依存をしている。結果、建築資材、自転車、ゲームハードの品薄など、影響出ており、サプライチェーンに影響を与えた。

◽️政府は何を?
4月30日に成立した緊急経済対策費用の中に、「サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金2200億円」が存在する。国内生産を助成する費用であり、パンデミックなどによりサプライチェーンが分断される事を改善するための費用である。

◼️glance
生活にかかる費用が抑えられる一方、中国やベトナムなどの人件費が安いアジアという1つの地域に生産が集中している事、海外生産の割合が高い事によるリスクが、パンデミックで浮き彫りになった。ただ、生活に関わる全てを日本だけで生産するのは、おそらく難しい。まずは国防対策や医療物資など、国家優先度の高い物品の生産に関しては拠点分散、国内生産量を増やすをするという見直しが世界中で必要になるだろう。

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